フォトンファクトリーは、X線域に及ぶ広範なエネルギーの放射光の利用を可能にする国内初の専用施設として、1982年にKEK(高エネルギー物理学研究所、当時)に誕生しました。その後、真空封止アンジュレーターや定位置出射二結晶分光法など、数多くの放射光技術開発を先導し、また、利用研究でも、リボソームの結晶構造解析(2009年ノーベル化学賞)に貢献するなど、放射光科学の分野を世界的に牽引してきました。
しかしながら、同時期に稼働した世界の施設が新型加速器を建設する中、相対的な性能の低下への対策が急務となっています。
フォトンファクトリーの未来のために、皆様の温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
放射光実験施設長 五十嵐教之
本特定募集寄附金は、フォトンファクトリーの研究環境整備と将来計画推進のために使用されます。
ユーザーやスタッフからの提案を受け付け、審査の上で、具体的な使途が決定されます。
フォトンファクトリーでは、短期計画として光源加速器のビーム安定化と開発研究多機能ビームラインの整備を推進しています。また、長期計画として自由度を格段に向上させた新放射光源施設の建設を検討しています。
現在、具体的な使途として、開発研究と人材育成を目的とした開発研究多機能ビームラインに本寄附金から支出し(目標:1000万円以上)、本寄附金の冠を付したビームラインとすることを予定しています。
寄附の目的は、『フォトンファクトリー先端化寄附金』をご選択ください。
KEK寄附金サイトより、申込書をダウンロードし、記入例を参考にご記入のうえお送りください。
折り返し担当部署より、その後の手続きについてご連絡差し上げます。
ご寄附いただいた方は、税の優遇措置を受けることが出来ます。
KEK寄附金広報誌・ホームページ上へご芳名を掲載させて頂きます。掲載を希望されない場合は、寄附申し込み時にお申し出ください。
その他、銘板の掲示などの特典がございます。
・詳細は KEK寄附金 | 寄附の特典 をご覧ください。
最終更新:2024年4月