放射光ビームライン光学系に関する基盤技術の開発研究と標準化を担います。熱・振動対策、各種シミュレーション等を駆使して、高性能ビームの安定供給を実現します。

Ｘ線光学の技術を駆使して、これまでに無い放射光実験手法やビーム診断・評価方法、光学素子利用方法を開発し、広く利用できるように整備します。
また、PF高度化、将来計画で展開する特徴的な実験手法の検討、提案、実証を進めます。

放射光利用に必要な基盤的な施設や設備について、安定的な運用・保守を行うとともに、長期的な視点からの整備計画を推進することで、適切に施設、設備の高性能化を行っています。
また、施設全体で有用な技術や装置の導入・開発を進めます。PF高度化、次期光源に向けても、設備及び工法、振動制御技術、安定した空調などの調査、施設として必要な機器の策定などを行います。

放射光ビームライン安全系の開発、運用、保守を担当します。各種機器や通信技術、制御技術等、新しい技術を取り入れ、システムの高度化を推進するだけでなく、システム構築や運用の効率化も行っています。
また、安全を確保しつつユーザビリティの高いシステムの構築を目指しており、BL測定ソフトやユーザー情報システムとの連動、収集したログ情報の活用等、次世代インターロックシステムの開発に力を入れています。

世界初の真空関連技術を開発し、PFで有用性を実証して、放射光ビームの安定供給と高性能化、ビーム利用の高度化に役立てます。
PF内だけでなく、新しい真空関連技術を国内外の放射光施設、国内外の真空関連産業に普及させるとともに、新しい真空産業を創出します。
また、放射光施設にとって最適な真空システムを提案し、今後のビームライン建設や放射光の将来計画に貢献します。

真空系チームWeb　https://new-neg.kek.jp

放射光実験施設の情報技術全般を担当します。共通基盤システムの整備や運用、保守から情報技術サポート、ビームラインや実験装置の制御システム開発、環境や実験データの収集システム開発等々、業務は多岐にわたります。
全てにおいて可能な限り集約化と共通化、汎用化を推進し、共通基盤として整備を進めます。また、PF高度化、将来計画に向けて、高速高精度なモーションコントロールの実現やビーム安定化システムの開発、自動化技術の開発等を行っています。

放射光計測に関する検出技術の開発研究と運用を担当します。特にPFの特徴を活かした、軟X線領域の高速高精細２次元データ取得や超高速高感度信号計測をターゲットに開発を進めています。
検出器本体の開発を中心として、高速信号変換膜の開発から信号処理システムのパッケージング、ユーザーインターフェースの開発、実験装置やビームライン、加速器との連携システムの構築を行い、PFならではの研究展開ができるように整備を進めます。

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PFリングおよびPF-ARにおいて特徴的な時間分解実験を先導的に推進します。そのために必要な測定手法や実験装置の技術開発を進めます。
既に確立された放射光の時間分解・同時計測の手法についても、より広汎な実験に適用できるように整備して行きます。
また、PF高度化、将来計画で展開する時間分解計測手法の開発研究の検討、提案、実証を進めます。