KEKでは、就職を考えている学生の皆さんに研究系技術職の仕事を体験し、その役割や魅力を知っていただくことを目的として、研究系技術職員インターンシップを実施しています。
2026年夏季コースは、8月21日のウェブオリエンテーションを皮切りに、8月31日からキャンパスでの仕事体験を開始しました。物質構造科学研究所(物構研)では、つくばキャンパスの放射光実験施設(フォトンファクトリー:PF)と、東海キャンパスの中性子科学研究系において、2つのコースを実施しました。
8月31日に実施したPFコースでは「放射光利用実験を支えるビームライン技術」をテーマに、3名の学生が実習に参加しました。参加者は、PFの技術職員によるビームラインの基礎に関する講義を受講した後、機器制御プロトコル(STARS)を用いた装置操作を体験しました。また、ビームライン安全インターロックシステムについて学ぶとともに、建設時に行われる測量作業などにも取り組みました。
9月3日の中性子科学研究系のコースでは「3Dプリンタによるモノづくり基礎:設計・造形・応用」をテーマに、2名の学生が3Dプリンタを用いた実習に取り組みました。参加者は、CADや3Dプリンタの基礎を学んだ後、身の回りの既存品の機能を拡張する一点もののアクセサリを自ら提案し、モデリングから3Dプリントまでのモノづくりを体験しました。
参加者はそれぞれの実習を通じて、研究現場を支える技術職員の業務や役割への理解を深めました。今回のインターンシップが、今後の進路選択や研究を支える技術職の仕事への関心を高めるきっかけとなることを期待しています。