PF産業利用成果トピックス #10
X線高感度イメージャの開発
- PFでの研究期間
- 2011年-2012年
- 研究機関
- パイオニア株式会社
- 主要な研究者
- 田中 亮太、栗田 暢之、針谷 真人、佐藤 貴伸, 渡辺 温
- 使用ビームライン/手法
- AR-NE7A,BL-14C / X線照射
研究の概要
パイオニア独自の平面電子源アレーHEED1)と高感度光電変換膜HARP2)を組合せたX線撮像素子を用いて、医療等への応用が可能なVGA型高感度X線イメージャの開発を行った。放射光を用いた撮像実験によって変換方式と検出感度の関係を評価した。
1) High-efficiency Electron Emission Device
2) High-gain Avalanche Rushing amorphous Photo conductor
PF活用のポイント
単色光でありX線エネルギー毎に比較的広い画角で評価ができたこと、ビーム強度が高いことと散乱X線の影響を受け難い構成になっているのでX線強度依存性を広いダイナミックレンジで評価できたこと。
産業への貢献・製品への応用・経済波及効果など
製品化を目指し応用分野の探索を行っています。
論文・総説
関連した論文:映像情報メディア学会誌 Vol.67,No.3(2013)「超高感度HEED-HARP撮像板とその応用」
研究者からの一言
初めての利用でしたが、ビームラインの担当の方から丁寧に指導していただいたので効率よく実験をすることができました。