近年,放射光源の時間的,空間的コヒーレンスの向上,および,要素実験技術の発展に伴い,
原子分子科学においてもこれまでにない新しいサイエンスが展開できる可能性が高まってきた。
一方,研究分野の特性上,基盤となる実験技術は多岐にわたっており, 個々の研究者は独立に技術開発を行っている現状にある。近い将来に期待される放射光源の性能を視野に入れながら, 研究・実験内容に対する相互理解の機会を設けることにより,相補的技術利用による発展的研究の可能性を探るとともに, 先進的な放射光利用による今後の展望を議論したい。
日時:2016年1月12日(火)
会場:4号館 セミナーホール (KEKキャンパスマップ)
提案代表者:足立 純一(物構研PF)
小田切 丈(上智大学理工学部)
世話人:足立 純一(物構研PF)
参加費:無料
参加申込:下記のフォームよりお申し込み下さい。旅費のサポート、宿舎の希望は締め切りましたが、旅費、宿舎を伴わないご参加は当日まで受け付けます。ウェブ登録は締め切りましたので、この後は当日会場にてお申し込み下さい。
お問い合わせ:研究会事務局(pf-sec@pfiqst.kek.jp)までご連絡下さい。
1月12日(火) | |
8:55~9:00 | はじめに |
9:00~9:10 | 施設長挨拶 (村上 洋一) |
PFにおける原子分子クラスター科学 [座長:小田切 丈] | |
9:10~9:35 | 「サイズ選別した気相クラスターのX線吸収分光」 早川 鉄一郎(コンポン研) |
9:35~10:00 | 「放射光を用いた電子Cold Collision実験」 北島 昌史(東工大) |
10:00~10:25 | 「放射光原子分子分光における基礎物理」 東 善郎(上智大) |
10:25~10:35 | 休憩 |
他放射光施設での原子分子クラスター科学 [座長:穂坂 綱一] | |
10:35~11:00 | 「UVSOR蓄積リングの高度化と原子分子研究を振り返って」 繁政 英治(分子研) |
11:00~11:25 | 「最近のSPring-8での原子分子研究について」 下條 竜夫(兵庫県立大) |
11:25~11:50 | 「液体分子線を用いた溶質分子の内殻電子分光」 島田 紘行(農工大) |
11:50~13:00 | 昼食 |
新しい光源 [座長:足立 純一] | |
13:00~13:30 | 「最先端 3 GeVリングの設計」 原田 健太郎(KEK加速器) |
13:30~14:00 | 「ERL-FELをベースにした大強度EUV光源開発の検討」 河田 洋(KEK物構研) |
14:00~14:20 | 「極端紫外光渦の生成と原子分子実験への適用」 金安 達夫(SAGA-LS) |
14:20~14:35 | 休憩 |
原子分子クラスター科学の展開と FEL 利用研究 #1 [座長:彦坂 泰正] | |
14:35~14:55 | 「レーザーアシステッド電子散乱による分子イメージング」 帰家 令果(東大) |
14:55~15:15 | 「卓上型静電イオン蓄積リングを用いた高温巨大分子の遅延過程の研究」 松本 淳(首都大) |
15:15~15:40 | 「FEL励起由来の原子分子からの超蛍光:観測と展望」 HARRIES, James(SPring-8) |
15:40~15:55 | 休憩 |
原子分子クラスター科学の展開と FEL 利用研究 #2 [座長:副島 浩一] | |
15:55~16:20 | 「深紫外強レーザーパルスによる非線形原子過程」 菱川 明栄(名古屋大) |
16:20~16:50 | 「加速器ベース光源による原子分子研究の展望」 上田 潔(東北大) |
16:50~17:20 | 総合討論 副島 浩一(新潟大) |
18:30(予定)~ | 懇親会(TX「研究学園駅」近隣のお店。会費:5000円。) |
更新日 2016-7-13