XAFS・X線顕微鏡分光は、エネルギー関連材料(触媒,電池)、地球惑星環境関連材料、有機材料、社会インフラ材料、等、広い分野で、様々な観点で、国内外の様々な量子ビーム施設で広く研究が進められている。
そのような背景を踏まえ、これらの分野のユーザーが、IMSS, PFを如何に戦略的に利用していくかについて、(1)研究推進、(2)計測手法の高度化、(3)データ解析の高度化(情報科学等)、(4)利用制度、の観点から議論する。
両分野だけでなく、放射光以外の量子ビーム、情報科学、等の分野から、トピックス紹介を頂くセッションと、小グループでの自由討議のセッションを交互に組み合わせることにより、brain stormingを進めて議論を掘り起こしたい。
日時:2019年12月17日(火)午後~18日(水)午後
会場:KEKつくばキャンパス 研究本会小林ホール(KEK交通アクセス, KEKキャンパスマップ)
提案代表者:田渕雅夫(名古屋大学)(XAFS UG 代表)
高橋嘉夫(東京大学)(X線顕微鏡分光分析UG代表)
所内世話人:木村正雄、阿部仁、小野寛太、君島堅一、仁谷浩明、丹羽尉博、武市泰男(KEK物構研)
参加費:無料
旅費のサポート:なるべく旅費をサポートさせていただきますが、予算の都合により希望に添えない場合もあります。
予めご了承下さい。締切後に旅費の有無についてご連絡させていただきます。
※自宅、 実家、知人宅にお泊りの場合は、宿泊費は支給されません。
※企業にお勤めの方、大学院生(発表されない場合)、学部学生、つくば在住の方には旅費、宿泊費は支給されません。
※KEK外に宿泊される場合は、宿泊費はKEKドミトリーに宿泊された場合と同等額までのサポートとなります。
KEKドミトリー:他のイベントもあり、バス付きの部屋数は限られております。
希望に添えない場合もありますので、予めご了承下さい。
●シングルバストイレ付き(SB) 2,000円/泊
●シングルバストイレ無し(S) 1,500円/泊
※ドミトリーを利用される場合は共同利用者支援システムにユーザー登録、用務登録が必要となります。
登録方法は締切後にご連絡します。
ポスター発表:ポスター発表を希望される方は、申し込みフォームにてお申込み下さい。
発表申込:当ホームページにて、申し込みフォームよりお申し込み頂きます。
懇親会:会費:3000円を予定(@小林ホール前のホワイエ)
ウェブでのお申し込みは締め切りました。この後は、当日、会場にてお申込み下さい。
重要な締切:
ポスター発表申し込み: 2019年11月22日(金)12時←締め切りました。
ドミトリー(旅費)申し込み: 2019年11月22日(金)12時←締め切りました。
ウェブ参加申し込み/懇親会: 2019年12月6日(金)12時←締め切りました。
要旨提出: 2019年12月6日(金)12時
お問い合わせ:研究会事務局(pf-kenkyukai@pfiqst.kek.jp)までご連絡下さい。
12月17日(火) | |
12:00~ | 受付開始 |
13:00〜13:10 | 趣旨説明 木村正雄(KEK物構研) |
【座長】木村正雄 | |
13:10〜13:30 | XAFSを用いた触媒開発の効率化 -活性サイトを知る重要性- 一國伸之(千葉大) |
13:30〜13:50 | 波長分散型XAFSを応用した測定手法の開発 片山真祥(立命館大学)、丹羽尉博(KEK 物構研)、稲田康宏(立命館大学) |
13:50〜14:10 | PFにおけるコヒーレント軟X線回折イメージングの現状とその可能性 中尾裕則(KEK 物構研) |
14:10〜14:30 | PFでのSTXM顕微鏡観察 武市泰男(KEK物構研) |
14:30〜14:40 | (休憩) |
【座長】阿部 仁(KEK物構研) | |
14:40〜15:00 | SPring-8でのXAFSを中心とした複合同時計測等の高度化 宇留賀朋哉 (JASRI) |
15:00〜15:20 | データ駆動型XANES解析 溝口照康、清原慎(東京大学生産技術研究所) |
15:20〜15:40 | 超伝導検出器を用いたX線分析 志岐成友、藤井剛、浮辺雅宏(産総研) |
15:40〜16:00 | PFでのXAFS高度化、マルチスケール顕微法、データ集積・解析 木村 正雄(KEK物構研) |
16:00~17:00 | ポスターセッション 01 野澤俊介(KEK物構研) 「PFにおける時間分解XAFSの現状とその可能性」 02 池本弘之(富山大理学部) 「カーボンナノチューブ内に包摂されたカルコゲン元素の構造」 03 佐伯盛久(QST 量子ビーム科学部門)「レーザー誘起パラジウム微粒子化反応のDXAFS研究」 04 渡邊稔樹(KEK物構研) 「高分解能2D-XANES法によるリチウムイオン電池の電極反応の分布観察」 05 阿部 仁(KEK物構研) 「TREXSを軸とした表面の複合実験環境の開発」 06 阿部 仁(KEK物構研) 「二刀流ビームラインのための薄膜ビームスプリッターの提案」 07 君島堅一(KEK物構研) 「高温でのXAFS/XRD 同視野計測」 08 君島堅一(KEK物構研) 「硬X線XAFSビームラインでのラウンドロビン実験」 09 仁谷浩明(KEK物構研) 「PF分光分析ビームラインにおけるデータパイプライン構想」 10 山下翔平(KEK物構研) 「PF BL-19A STXMにおける大気非暴露搬送システムの構築」 11 丹羽尉博(KEK物構研) 「NW2Aにおける時間分解Dispersive XAFSの現状」 12 鈴木雄太(KEK・総合研究大学院大学)「データの類似度に基づいたX線吸収スペクトルの解析」 |
17:00~18:00 | 総合討論1:コミュニティとして取り組むべきこと |
18:00~ | 懇親会 |
12月18日(水) | |
【座長】君島 堅一(KEK物構研) | |
9:00〜9:20 | 地球科学試料への蛍光XAFSの利用:TESの利用や高エネルギーマイクロXAFS 高橋嘉夫(東京大学) |
9:20~9:40 | XAFSとSAXSの併用による金ナノ粒子の構造解析と成長過程追跡 畠山義清(群馬大学)/西川惠子(豊田理研) |
9:40〜10:00 | 触媒動作中の活性点三次元構造決定のためのオペランド偏光全反射蛍光XAFS法の開発 高草木達、魯邦 、城戸大貴 、佐藤優太 、朝倉清高(北海道大学) |
10:00~10:20 | MLCF法による2D/3D XAFSの計測時間短縮 田渕雅夫(名古屋大学) |
10:20〜10:40 | (休憩) |
【座長】武市 泰男(KEK物構研) | |
10:40~11:00 | 電気化学デバイスの放射光によるオペランド計測 内山智貴、山本健太郎、松永利之、内本喜晴(京都大学) |
11:00~11:20 | XAFSによる精密合成した金属クラスターの構造・物性解明 山添誠司(首都大学東京) |
11:20~11:40 | 光電子ホログラフィーと蛍光X線ホログラフィーによるドーパントの原子構造の可視化 松下智裕(奈良先端大、JASRI) |
11:40~12:00 | 実験データ転送システムBENTENを活用したXAFS実験データベースの構築 松本崇博、横田滋、松下智裕 、大渕博宣、本間徹生(JASRI) |
12:00~12:50 | 総合討論2:コミュニティからの提案 |
発表+議論20分程度を予定しています。
PF研究会では研究会終了後、Proceedingsの発行が義務付けられています。
ご提出頂いた資料をKEKプレプリント・レポートデータベース(https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000128Lib)に
登録させていただき、ウェブに掲載されますので、どうぞその点ご承知おき下さい。
更新日 2020-1-21