PF研究会「放射光科学でのDX」
Digital transformation in research using synchrotron radiation
<趣旨>
放射光を用いた計測法は、その計測法の高度化や測定のハイスループット化・自動化が進み、様々な情報を含む多次元データが、空間分解(顕微法)や時間分解で計測可能になっている。そのため、計測プロトコルの最適化や、得られたビッグデータの解析には、従来の人間の経験だけでなく、情報科学や数理科学の視点を入れたアプローチが必要となる。またそのためには、関連分野のデータベースが整備されていることが必須となる。
そこで、本研究会では、そうした取り組みとして、ベイズ計測、インフォマティクス技術を活用した量子ビーム計測、XAFSデータベース、パーシステントホモロジーによる位相データ解析、について取り上げる。
本研究会で、放射光計測や得られたデータの解析について、今後の展開の新たな視点について議論したい。
<概要>
日時:2025年2月6日(木) 10:00-17:00
場所:KEKつくばキャンパス・4号館セミナーホール、 オンライン(ZOOM)のハイブリッド開催
提案者:岡田真人(東京大学)、水牧仁一朗(熊本大学)、木村正雄(KEK)
世話人:城戸大貴、丹羽尉博、木村正雄(KEK)
参加費:無料
共催:東京大学・新領域創成科学研究科(予定)、熊本大学・理学部理学科物理コース・学術変革領域研究「データ記述科学を用いた材料解析とそのイノベーション展開」
旅費のサポート:参加者の皆様にもなるべく旅費をサポートさせていただきますが、予算の都合により希望に添えない場合もあります。予めご了承下さい。締切後に、旅費支給を希望された方に支給が可能かどうかについてご連絡させていただきます。
※研究所、大学に勤務されている方及び大学院生には旅費のサポートが可能です(但し、つくば在住の方は除く)。
※企業にお勤めの方、学部学生には旅費、宿泊費は支給されません。
※自宅、 実家、知人宅にお泊りの場合は、宿泊費は支給されません。
※KEK外に宿泊される場合は、宿泊費はKEKドミトリーに宿泊された場合と同等額までのサポートとなります。
KEKドミトリー:他のイベントもあり、バス付きの部屋数は限られております。希望に添えない場合もありますので、予めご了承下さい。
●シングルバストイレ付き(5号棟)(SB5) 3,100円/泊
●シングルバストイレ付き(3/4号棟)(SB) 2,600円/泊
●シングルバストイレ無し(S) 2,100円/泊
※ドミトリーを利用される場合は共同利用者支援システムにユーザー登録、用務登録が必要となります。
登録方法は締切後にご連絡します。
お問い合わせ:研究会事務局(pf-kenkyukai[at]pfiqst.kek.jp ※[at]は@に変換)
下記のフォームよりお申込み下さい。
重要な締切:
●旅費申し込み: 2025年1月17日(金)
●参加申込: 2025年1月31日(金)
※現地参加の方は、この後は当日会場にて受け付けます。
オンライン参加の方は引き続き当日まで受け付けます。
<プログラム>
2月6日(木)10:00-17:00※ 現段階では,時間はおおよその目安としてください。
※ プログラムの詳細(発表者,講演タイトル) は決まり次第順次掲載します。
2月6日(木) | |
10:00〜10:10 | 趣旨説明 木村 正雄(高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所、教授) |
10:10〜11:00 | 「ベイズ計測と放射光科学」 岡田 真人(東京大学・大学院新領域創成科学研究科、教授) |
11:00〜11:50 | 「ベイズ統合とベイズ階層モデリング」 水牧 仁一朗(熊本大学・理学部、教授) |
11:50〜12:20 | 「ベイズ計測オープンソースソフトウェアの開発の取り組み」 片上 舜(東京大学・大学院新領域創成科学研究科) |
12:20〜13:30 | 昼食 |
13:30〜14:20 | 「インフォマティクス技術を使った量子ビーム測定の高度化(仮題)」 小野 寛太(大阪大学・工学研究科、教授) |
14:20〜15:10 | 材料データリポジトリの放射光科学への展開: MDR XAFS DBの取り組み」 石井 真史(物質・材料研究機構・マテリアル基盤研究センター、主席研究員) |
15:10〜15:30 | 休憩 |
15:30〜16:20 | 「X線顕微分光イメージデータのパーシステントホモロジーによるTDA解析」 木村 正雄(高エネルギー加速器研究機構/物質構造科学研究所、教授) |
16:20〜17:00 | 総合討論・総括 |
<講演者の皆様へ>
【発表時間について】
発表 40分 + 議論 10分【発表方法】
1. 各自のPCでゲストネットワーク(keyaki もしくは eduroam)に接続して下さい。 2. お送りしたZOOM URLに接続をしてください。 3. 発表の際は,発表スライドの画面共有をしてください。 4. マイクはOFFにしてください。 ※通信状況によっては,有線接続(HDMI接続)に切り替える可能性もありますのでご了承ください。【Proceedingsについて】
PF研究会では研究会終了後、Proceedingsの発行が義務付けられています。
発表資料の抜粋(公開できる部分のみ)を当日お預かりさせていただき(後日の送付でも結構です)をProceedings掲載させていただきます。
ProceedingsはKEKプレプリント・レポートデータベースに登録させていただき、
ウェブに掲載されますので、どうぞその点ご承知おき下さい。
更新日 2024-12-3