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BL-14超伝導ウィグラーの断熱真空悪化によるビームタイム配分の延期について

PFユーザ向け情報
2016年3月 7日
高エネルギー加速器研究機構
物質構造科学研究所
放射光科学研究施設
施設長 村上洋一

PFリングに設置されている超伝導ウィグラーは、BL-14での放射光利用実験 のために縦偏光の高エネルギーX線を供給しています。しかしながら、2月末に 超伝導電磁石を冷却する液体ヘリウム断熱真空部の真空度悪化が深刻に なったため、急遽、3月14日の運転停止直後から超伝導電磁石の冷却を 停止して常温に戻した上で、真空度を回復させるための応急処置を行うこと としました。この応急処置の結果によって、いつからウィグラーの運転が可能に なるかが決まりますが、超伝導電磁石を常温に戻すのには1か月以上が必要 なため,運転再開時期の判断は4月末になる見込みです。

そのため、BL-14については2016年度第1期のビームタイム配分の決定を4月末 まで延期することにいたしました。BL-14でビームタイム配分を希望されている ユーザーの皆さんにはご迷惑をおかけすることになり、お詫び申し上げます。 どうか、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします

【本件に関する問い合わせ先】
物質構造科学研究所
放射光科学研究施設
主幹秘書室 Email:pf-sec@pfiqst.kek.jp