ビームラインの最新整備状況についてお知らせします。(2016年4月現在)
BL-7C ではこのステーションに特化した測定(X線異常散乱、X線発光分光、液体表面XAFS、XANAM)に対してビームタイムを配分してきましたが、新たに薄膜・表面回折計が導入されました。装置の整備を進めつつ、段階的にユーザーへの公開を始めましたので、課題申請を検討している方はビームライン担当者または、装置担当者(熊井 玲児 reiji.kumai★kek.jp, ★を@に変えてご利用ください)にご相談ください。
BL-13は、角度分解真空紫外光電子分光、高分解能内殻光電子分光、高分解能軟X線吸収分光を駆使して、有機薄膜・分子吸着系の表面科学、有機デバイス科学、触媒化学等に関する研究を行うことができるように整備されております。また、フリーポートを用意しておりますので、2m×2m程度の大きさの装置であれば持ち込んでの実験が可能です。
015年2月に可変偏光アンジュレーターを設置し、5-6月に調整を行いました。また、8月に出射スリット位置を最適化し、10月に再調整を行いました。現在は、48~1,600 eVの水平直線偏光、102~1,600 eVの垂直直線偏光、74~700 eVの左右円偏光、59~1,600 eVの左右楕円偏光を利用できます。
これまでのお知らせは【実験装置・施設】ー【ビームラインの最新整備状況】から見ることができます。