更新日:2024年9月25日
- 加熱昇温を目的とする装置をPFで使用する場合、実験課題・ビームタイム毎に、「加熱昇温装置等使用届」を、使用開始2週間前までに、共同利用者支援システムから登録して下さい。未登録の場合はその使用ができません。
- 加熱昇温装置とは、燃料あるいは電気により試料あるいはその周辺の温度を上昇させる装置(電気炉、燃焼による加熱装置、ヒーターによる加熱装置、電子衝撃加熱装置など)のことです。ただし、実験ステーションあるいは準備室に常備されているものをそのまま用いる場合および加熱能力が100℃以下の市販既製品を無改造で使う場合は除きます。真空チェンバーのベーキングはこの届を提出する必要はありませんが、可燃物や漏電等の安全に注意して、運転中は運転当番にベーキングする旨届けてください。
- 「共同利用者支援システム」に、当該課題でのユーザー登録を済ませた実験者であれば、配分されたビームタイムに関する届を提出いただける状態になっています。
具体的には、
- ログイン後、利用申請手続き/登録済み実験・研究用務で課題を選び、
- 詳細手続きに行くとビームタイム毎の申請書が現れます。
- 登録ボタンをクリックすると、別窓で入力画面になりますので、それぞれの届について記入/選択して下さい。
- ビームタイム以外で「加熱昇温装置」を使用する予定がある方は、担当者に直接ご相談下さい。
- 届は原則として実験ステーションに掲示されることになります。しかし、「施設利用」及び「トライアルユース(先端研究基盤共用・プラットフォーム促進事業)」に限り、非公開(掲示しないこと)を希望する場合は、「その他コメントなどがあればご記入ください。」の欄の最初に<非公開希望>と記入して下さい。安全担当者の確認により、掲示しないことができます。
- 担当者の判断により、詳細な説明(書類)をお願いすることもあります。
- 加熱装置の使用はビームタイムを超えない程度の短期に限られます。届には実際の使用期間を記入して下さい。
- 実際に使用される前にPF担当者によるチェックをさせていただきます。届にチェック希望日時を記入してください。チェックは原則として平日の9時から16時30分に行います。ただし、装置によっては書類によるチェックのみの場合もあります。
- なお、運転当番業務のため希望日時に沿えない場合もあります(PFの運転全体にかかわる対応、事故等緊急を要する対応などが優先されます)。特に、当番引継ぎ、定時入射および再入射の時間帯は、すぐに対応できません。
- 加熱昇温装置使用に際しては次の点に注意してください。
- 原則として加熱装置の無人運転はできません。
- 可燃物を装置の近辺に置かないでください。
- 装置使用前に漏電チェックをしてください。
- 適正な安全装置(ヒューズ、ブレーカ等)を設備してください。
- 変圧器、スライダックはヒューズ、電流計付きのものを使用してください。
- 装置の固定を十分にしてください。
使用届についてご質問あるいはご不明な点がある場合は、pfisfty-hs★pfiqst.kek.jp(★を@に変えてご利用ください)までお問い合わせください。
*ビームタイムに係わる「加熱昇温装置等使用届」は、2007年度から「共同利用者支援システム」を通じてのweb入力に変わりました。 紙ベースでの届け出は受け付けませんのでご注意下さい。