PF課題は、PFのミッション遂行の円滑化と創出成果の最大化を目的として、PFスタッフ・大学院生が申請できる実験課題です。従来の「スタッフ優先課題」「施設留保課題」を整理し、2021年度実施課題から運用を開始します。ビームライン毎の状況に合わせてビームタイムを柔軟に配分することにより、施設として推進すべき開発・研究・人材育成を進めていきます。
- 放射光科学第一・第二研究系主幹、その他の意見をもとに、放射光実験施設長が課題の採否を決定します。
- 有効期限は年度内とします。有効期限内はPAC課題と同様にビームタイムを申請できます。
- PF課題と有償利用を合わせて、ビームタイムの25%を超えないことを原則とします。
- ビームタイム配分については、BL担当者の判断を基本としますが、必要に応じて実験施設長が判断します。
- 安全審査はPF-PAC課題と同等に実施します。
- 原則として旅費は支給しません。ただし、PF課題の実施のためにUG運営ステーション等の旅費を利用することは妨げません。
カテゴリー | カテゴリーの性格 | 申請資格 | 申請締切 |
PF-S |
重点研究の推進
- PFとして推進すべき課題(技術開発や分野開拓など)
- 複数年の継続(更新)を想定している
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PFスタッフ* |
随時受付 |
PF-G |
利用研究の推進
- ビームライン・実験装置の性能向上
- 新しい実験手法、新しい試料に関する予備実験
- その他
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PFスタッフ*(UG運営ステーション等のWGメンバーを含む)
予備実験については外部研究者も可***
PF以外の物構研スタッフによるマルチプローブ研究については、PF-CIQuSで対応する |
実施の16日前** |
PF-T |
教育・人材育成の推進
- 物構研大学院生の教育
- 講習会、演習、実習
- その他
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PFスタッフ・大学院生* (UG運営ステーション等のWGメンバーを含む)
PF以外の物構研スタッフ・大学院生によるマルチプローブ研究・教育については、PF-CIQuSで対応する |
実施の16日前** |
PF-SBRC |
SBRCの研究推進
詳細はSBRCセンターに問い合わせのこと |
SBRCセンター長が認めた者 |
実施の16日前** |
PF-CIQuS |
CIQuSの研究推進
詳細はCIQuSセンターに問い合わせのこと |
CIQuSセンター長が認めた者 |
実施の16日前** |
*申請資格を持つPFスタッフ・大学院生は以下のとおり。ただし、放射光実験施設長がPFスタッフ・大学院生に相当すると認めた者には申請資格が与えられることがある(実験施設長に相談のこと)。
PFスタッフ:放射光実験施設、放射光科学第一研究系、放射光科学第二研究系、加速器第六研究系の教員と特別教員、技術職員、シニアフェロー
大学院生:PFスタッフを指導教員(受入教員)とする大学院生
**留保ビームタイム、空きビームタイムを利用する場合。各期のビームタイム配分時にはこれまでと同様に締切をアナウンスする。
***外部研究者による予備実験については、BL担当者の承認があれば申請を認める。
申請手続き
- 申請者は利用するビームライン担当者と相談の上(ビームライン担当者名と相談日を申請書に記入)、実験施設長(宛先:PF事務室 pf-office[@]pfiqst.kek.jp※[at]は@に変換)に申請書
を提出する。(PF-SBRCの申請書は こちら, PF-CIQuSの申請書は こちら)
※ PF-Sを申請する場合は、事前に実験施設長と相談すること。
※ PF-Tを申請する大学院生は、事前に指導教員と打ち合わせのうえ申請すること。
- 実験施設長が申請の採否を判断する。
- PF-SはPF-PACのS型課題と同様に成果報告を実施する。