PF

BL-12A: 広波長域軟X線ビームライン(建設中)

概要

ビームライン群 第1分科(軟X線吸収分光)
主な手法
  • 各種軟X線分光実験
  • 反射率測定
特徴
  • 上流のミラーで低エネルギー用パス(S)と高エネルギー用パス(T)の2つの光路を切り替えることにより、50 〜 5000 eVという広いエネルギー領域をカバーします。
  • 旧BL-11Dで利用していた反射率計が常設されています。
主な研究分野
担当者
  • 大東 琢治 takuji.ohigashi★kek.jp
  • メールアドレスは★を@に変えてご利用ください。
備考
  • 旧BL-11A, 11B, 11Dの機能を持つビームラインとして建設を進めています。
  • 2023年度後期から課題公募を始める予定ですが、利用開始時期は未定です。利用開始とともに高エネルギーパス(1700-5000 eV)の利用が可能になる予定です。低エネルギーパスについては2024年度から利用開始予定です。
  • 旧BL-11A, 11B, 11Dで実施していた有効課題をお持ちの方は引き続きBL-12Aで実験が可能です。

スペック

光源
  • 2.5GeV PFリング 偏向電磁石(B12)
光学系
  • 低エネルギーパス:不等間隔平面回折格子分光器
  • 高エネルギーパス:二結晶分光器[Si(111)またはInSb(111)]

BL-12A光学系概念図 Side view
エネルギー範囲
  • 低エネルギーパス:(50) 70 - 2000 eV
    (50 - 70 eVはdefocusで利用可)[2024年度より利用開始予定]
  • 高エネルギーパス:1700 - 5000 eV
エネルギー分解能
  • 低エネルギーパス: >2000(予定)
  • 高エネルギーパス 〜5000[Si(111)]、1600[InSb(111)](予定)
ビームサイズ
  • 低エネルギーパス:〜0.5 (H) × 0.7 (V) mm(予定)
  • 高エネルギーパス:〜0.5 (H) × 2.0 (V) mm(予定)
ビーム強度
公開している装置
  • 全電子/蛍光X線収量XAFS測定用真空槽
  • 反射率計(旧BL-11D)
    入射角は5度から89度までの反射率測定が可能。入角度分解能は0.1度以下での測定が可能。サンプルステージには最大200mmφの試料を載せることが可能。小さな試料を複数個載せることも可能。到達真空度は1x10‐5Pa以下。

検出器
  • 蛍光X線測定用SDD(全電子/蛍光X線収量XAFS測定用真空槽)
リモート/メールイン測定
  • 不可
特記事項
  • 建設の進捗により利用時期は変更される可能性があります。

詳しい情報

参考文献

成果一覧

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Last updated: 2023-4-12