PF

BL-12A: 広波長域軟X線ビームライン

概要

ビームライン群 第1分科(軟X線吸収分光)
主な手法
  • 各種軟X線分光実験
  • 反射率測定
特徴
  • 上流のミラーで低エネルギー用パス(S)と高エネルギー用パス(T)の2つの光路を切り替えることにより、50 〜 5000 eVという広いエネルギー領域をカバーします。
  • 旧BL-11Dで利用していた反射率計が常設されています。
主な研究分野
担当者
  • 大東 琢治 takuji.ohigashi★kek.jp
  • メールアドレスは★を@に変えてご利用ください。
備考
  • 旧BL-11A, 11B, 11Dの機能を持つビームラインです。

スペック

光源
  • 2.5GeV PFリング 偏向電磁石(B12)
光学系
  • Sパス:不等間隔平面回折格子分光器
  • Tパス:二結晶分光器[Si(111)またはInSb(111)]

BL-12A光学系概念図 Side view
エネルギー範囲
  • Sパス:(50) 70 - 2000 eV
  • Tパス:1700 - 5000 eV
エネルギー分解能
  • Sパス: <3000
  • Tパス 〜5000[Si(111)]、1600[InSb(111)]
ビームサイズ
  • Sパス:〜0.55 (H) × 0.08 (V) mm
  • Tパス:〜0.9 (H) × 1.9 (V) mm(予定)
ビーム強度
  • 2.5 × 1010@800 eV
公開している装置
  • 全電子/蛍光X線収量XAFS測定用真空槽
  • 反射率計(旧BL-11D)
    入射角は5度から89度までの反射率測定が可能。入角度分解能は0.1度以下での測定が可能。サンプルステージには最大200mmφの試料を載せることが可能。小さな試料を複数個載せることも可能。到達真空度は1x10‐5Pa以下。

検出器
  • 蛍光X線測定用SDD(全電子/蛍光X線収量XAFS測定用真空槽)
リモート/メールイン測定
  • 不可
特記事項
  • ビーム高さは床から1600 mmです(400 mm高さの架台があります)。

詳しい情報

参考文献

成果一覧

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Last updated: 2024-11-21