2018年7月2日 編集委員長 岩野 薫
物質構造科学研究所・放射光科学研究施設(Photon Factory)では,施設の活動報告集として毎年 Photon Factory Activity Report(PFACR)を発行して,PFの活動を広く国内外に紹介しています。
PFACR Users' Reportsは、PFで実験を行なったユーザーの皆様からのレポートをまとめたもので、2014年6月の規則改定により, 現在では終了届を兼ねるものとなっています。そのため,実験課題の有効期間中あるいはその後に,原則として一課題あたり少なくとも一報のユーザーレポートの提出が必要です。過去の PFACR にすでにレポートを提出している方は今回新たにレポートを提出していただく必要はありませんが,もし実験課題に関して新たな研究成果等がありましたら,再度の投稿をご検討いただけますと幸いです。
現在は,2018年度(2018年4月-2019年3月)のレポートを受け付けています。データの解析や解釈等に時間を要する場合もありますので,必ずしも2018年度の実験に限定せず,それ以前の実験結果の報告も受け付けています。なお、PFACR は,Part-A の Highlights and Facility Report と Part-B の Users' Reports の二部から成っておりましたが、2015年度分から改編し、Part-Aに関しては「PF Highlights 2015」の名称で新たな冊子として生まれ変わりました。一方で、Part-Bに関して変更は無く、これまで同様にUsers' Reportsとしてまとめて参ります。
年間を通して,ほぼいつでも投稿可能です。投稿の準備が整い次第,速やかご投稿下さい。なお,年度毎にまとめるために毎年一回の締め切りを設定しています。2018年度のユーザーレポートの締め切りは2019年6月28日です。締め切り後に投稿されたレポートは自動的に次の号に掲載されることになります。
原稿は必ず下記のUsers' Reportテンプレート(英語または日本語 MS_Word)を用いて作成し,各自PDFに変換して提出して下さい。
特に以下の点にご注意ください。
なお,ファイル名には日本語やスペースを使用しないでください。
投稿は"Users' Report寄稿ページ"から行えます。IDとパスワードは "acr2018" "pf" です。
投稿手続きがうまく出来ない場合は編集委員会事務局までご連絡ください。
連絡担当著者の電子メールアドレスを正しく入力し, ボタンを押して下さい。
図1: 投稿手続き STEP 1
入力フォームに必要な情報をご記入下さい。その際,特に以下の点にご注意下さい。
レポート本体と入力フォームに入力された情報(タイトル,ビームライン,課題番号等)が一致していることをご確認下さい。
入力及び確認が済んだら, ボタンを押して下さい。
図2: 投稿手続き STEP 2
入力した情報が最初に表示されますが,この状態ではまだ登録は完了していません。登録内容に誤り等がないかどうか確認し,問題がなければ下部にある ボタンを押して下さい。これで登録は完了です。
図3: 投稿手続き STEP 3
投稿完了後,システムから Corresponding Author 宛にメールが自動配信されます。数時間待ってもメールが届かない場合は,編集委員会事務局までお問い合わせ下さい。
投稿されたレポートはPFスタッフによる確認作業の後,Webに掲載されます。確認の結果,原稿に何か問題があった場合,原稿の改訂依頼を事務局からメールでお送りしますので対応をお願いします。なお,投稿からWeb掲載までは通常数日から数週間かかることをご了承下さい。
Q. 一つの実験課題が数年度にまたがる場合,ユーザーレポートを毎年書く必要があるのでしょうか?
A. 一つの実験課題につき,ユーザーレポートを最低一報提出していただければ結構です。もちろん,毎年提出して下さっても構いません(歓迎します)。
Q. 数年前に終了した実験課題についても,ユーザーレポートの提出が必要でしょうか?
A. 目安として,過去三年以内に終了した実験課題で,ユーザーレポートが未提出のものについては,ユーザーレポートの提出をご検討下さい。なお,特殊な事情がある場合(論文の出版や特許の取得に時間がかかった等の場合),実験課題終了後三年以上過ぎたレポートも受け付けます。
Q. 実験課題有効期間中にビームタイムを全くもらえなかったのですが,ユーザーレポートを提出する必要はあるのでしょうか?
A.何らかの事情により実験課題有効期間中に実験を行えなかった場合,ユーザーレポートを提出する必要はありません。代わりに終了届をご提出下さい。
Q. 実験が失敗に終わったのですが,ユーザーレポートを提出する必要はあるのでしょうか?
A. 実験がうまくいかなかった場合でも,ユーザーレポートの提出をお願いします。この場合,実験の目的や方法等に加えて,実験がうまくいかなかった理由やその対処法に関する考察等を記載して下さい。失敗報告は実験環境の改善につながるだけでなく,同様の実験をしようとしている他のユーザーの役に立つ可能性があります。