人事公募 博士研究員【物構研20-3】
本公募で応募する3つの研究・開発内容は、それぞれの所属部門のミッションに応じて以下の様な人材を募集している。
(1)放射光実験施設・測定装置部門
同部門では、放射光の特徴を活かした研究を発展させるために、実験装置を含む主にビームラインエンドステーション部の高度化と利用技術開発を推進している。本公募の候補者は、Photon FactoryのX線光学・イメージング分野のビームラインにおいて、新しい利用研究の創成を目指した測定技術の高度化・新規開発を推進する。そのような活動を通して、同手法のさらなる発展・推進に貢献できる人材となることが期待される。
(2)放射光科学第一研究系・固体物理学研究部門
同部門では、放射光をはじめ、物構研のもつ4つの量子ビームを使って、物質の結晶構造・電子構造を調べることで、物質のもつ性質や材料の機能の起源を解明する実験的・理論的な研究を行っている。本公募の候補者は、量子ビームを用いた実験により、新奇物性の開拓あるいは新規材料の開発に資するとともに、新たな実験手法の開発や装置の高度化を推進する。このような活動を通して、放射光科学および物性研究の推進に貢献できる人材となることが期待される。
(3)放射光科学第二研究系・材料科学研究部門
同部門では、放射光をはじめ、物構研のもつ4つの量子ビームを使って、材料の機能発現メカニズム解明のための研究を、物構研のメンバーはもちろん国内外の産官学のユーザーと連携して進めている。本公募の候補者は、量子ビームを用いた実験により、触媒/エネルギー化学、地球惑星科学、環境科学、金属/複合材料、のいずれかの分野における材料研究を通じて、新たな実験手法の開発や装置の高度化を推進する。このような活動を通して、放射光科学および材料科学研究の推進に貢献できる人材となることが期待される。
なお、本公募の応募者は物構研20-2にも同時に応募することができる。