IMSS

KEK

【物構研21-13】

【詳細説明】

放射光科学研究系(第一、第二)では、放射光を活用した最先端の分野を切り拓くとともに、国内外で幅広く活躍できる人材を輩出することをミッションとしている。そのために、物質構造科学研究所のスタッフとしての利点を活かして顕著な研究成果を創出し、専門分野にとらわれず、幅広い視点から放射光科学の発展に貢献する意欲のある研究者を募集する。

放射光科学第二研究系の材料科学研究部門では、材料の創製やプロセス開発、物質の機能発現の理解に資するサイエンスを目指し、X線吸収分光をはじめとする様々な実験手法を活用して、所内のメンバーはもちろん、国内外の産官学のユーザーと連携して研究を進めている。
【材料科学研究部門HP】https://www2.kek.jp/imss/pf/section/material/

同部門では、特に、材料機能の発現/劣化の起点(trigger sites)を特定する先端計測の研究と整備に力を入れており、代表的な取り組みは以下の通りである。

  1. multi-scale & multi-modalのX線顕微鏡(顕微分光, X-CT等)を活用した材料機能可視化
  2. multi-range の時分割計測(Operando XAFS, DXAFS, TR-XAFS等)を活用した化学反応/プロセスのメカニズム解明

本公募の特別助教もしく助教は、これらの研究グループの一員として、エネルギー関連(電池、触媒)、構造材料、資源・地球惑星科学を含む材料科学の新たな研究分野について取り組む。特に、計測により得られたビッグデータから情報を引き出すアプローチを含めた取り組みを期待する。

※KEKでは任期付き教員を特別教員(特別准教授、特別助教など)としており、任期なしの定年制教員(准教授、助教など)と区別しています。本公募では、任期付きから任期無しへの変更をする場合、テニュアトラックに準ずる扱いとして、審査でその可否を決定します。