人事公募 教授(常勤)【物構研24-10】
物質構造科学研究所(物構研)の低速陽電子実験施設(Slow Positron Facility; SPF)では、専用の線形加速器を用いて生成した陽電子からエネルギー可変の単色陽電子ビーム(低速陽電子ビーム)をつくり、それを用いて固体表面物性や原子分子物理学の研究を行っている。線形加速器については加速器研究施設が担当しているが、陽電子源からビームライン、実験装置に至る範囲を物構研SPFが担当し、施設の運転、維持管理、共同利用を推進するとともに、新たな実験手法の開発や高度化を行っている。
【低速陽電子実験施設HP】https://www2.kek.jp/imss/spf/
本公募の教授は、物構研SPFに所属し、物構研内はもちろん、加速器研究施設や国内外の陽電子コミュニティーとの密接な連携のもと、同施設の運営に中核的な役割を果たすとともに、放射光、中性子、ミュオンなどの量子ビームとの協働を視野に入れながら、表面敏感性など低速陽電子の特長を活かした開拓的な物質科学研究および人材育成を主導する。また、同施設の将来計画を推進する。