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人事公募 特任助教(常勤)【物構研25-5】

放射光科学研究系(第一、第二)では、放射光を活用した最先端の分野を切り拓くとともに、国内外で幅広く活躍できる人材を輩出することをミッションとしている。そのために、物質構造科学研究所のスタッフとしての利点を活かして顕著な研究成果を創出し、専門分野にとらわれず、幅広い視点から放射光科学の発展に貢献する意欲のある研究者を募集する。
放射光科学第二研究系の構造生物学研究部門では、日本医療研究開発機構(AMED)の創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム(BINDS)事業における開発項目として掲げているin situデータ測定(PF BL-17A)に関する目標を達成するために、in situデータ測定手法およびserial crystallographyの開発と高度化を進めている。
本公募の特任助教は、上記の開発をSBRCのビームライン開発者および結晶化ロボットの開発者と共同して比較的短期間で行う必要がある。このため、(1)BL-17Aの利用経験があること、(2)serial crystallographyやin situ回折データ測定に関する開発経験を有すること、が強く望まれる。また、これらの開発は、将来的に海外の研究所と共同で進めていくことを想定しているため、国際的な活動、特に英語によるコミュニケーションに不自由がないことが要求される。また、結晶化とデータ測定を結ぶ部分の開発であるため、生化学の素養も必要とされ、生化学実験と結晶構造解析実験の統合という取り組みに積極的に取り組める人材が望まれる。