2008年5月に初中性子パルス発生に成功したJ-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)の1MWパルス核破砕中性子源は、2010年11月から200kWの高出力で高品質の中性子ビームを提供するに至り、国内外の多くの研究者・産業界の利用者が中性子実験装置の利用に訪れるとともに、多くの成果が創出されつつある。昨年3月の東日本大震災により、施設利用が一時的に停止せざるを得ない状況になったが、各所の尽力により本年1月からビーム共用運転が再開される運びとなった。このような状況において、J-PARC中性子源施設は施設全体の更なる性能向上を目指し、中性子源および中性子実験装置に関わる技術的問題に加えて、利用環境の整備、利用者が使いやすい施設の運営方針の検討を進めることが必要である。
そこで、国内外の専門家の助言を得る目的で、Neutron Advisory Committee in 2012(NAC-2012)を下記要領により開催する。なお、本委員会は昨年までNeutron International Advisory Committee (NIAC)と呼称されていたものであり、規約の改定により改称された。
日時: 2012年2月9日(木)〜 2月10日(金) ※2月8日:MLF視察
場所: 東海村 いばらき量子ビーム研究センター(IQBRC) 1階 大会議室
参加費: 無料
参加登録: 不要
Web page: http://j-parc.jp/researcher/MatLife/ja/committees/niac3.html
その他: 昼食用弁当(1,000円程度),レセプション参加(2/9 IQBRC 2階談話スペース,5,000円程度)をご希望の方は、1月31日までに下記宛にご連絡ください。
yoshinari.shizuka@jaea.go.jp(吉成)
Dr. Uschi Steigenberger (ISIS, Director of ISIS Facilities Council, 中性子散乱装置,一般) 委員長
Dr. Dan A. Neumann (NIST, Neutron Group Head, 中性子散乱装置,一般)
Dr. Werner Wagner (PSI, Head of Spallation Neutron Source Division, 中性子ターゲット)
Dr. Kurt N. Clausen (PSI, Neutron-Muon Group Head, 中性子散乱装置,一般)
Prof. Robert Robinson (ANSTO, Neutron-X-ray Group Head, 中性子散乱装置,一般)
Prof. Mahn Won Kim (KAIST, Professor,中性子散乱装置,一般)
金谷 利治 教授(京都大学化学研究所 教授,中性子散乱装置,一般)
鬼柳 善明 教授(北海道大学大学院工学研究科 教授,中性子源、中性子散乱装置,一般)