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NOVA研究会(S型課題予備審査会)

BL21 NOVAは、高強度全散乱装置として、結晶、ガラス、アモルファスなど様々な物質の構造解析を進めています。NOVAにおいて実施されているS型課題では、水素貯蔵材料の構造解析を始めとして、全散乱実験の高度化に取り組んでおります。研究の進捗と来年度の計画について議論するため、下記の通り、NOVA研究会を開催しますので、ご案内いたします。

概要

  •  主催 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所
  •  協賛 中性子産業利用推進協議会 物質科学研究会
  •  場所:KEK東海1号館116号室
  •  日時:12月3日 午後1時半〜午後5時15分 12月4日 午前9時〜正午

プログラム

○ 12月3日(月)

  •  13:30 NOVAの現状とS型課題 大友季哉(KEK)
  •  14:00 水素self-term補正について 大下英敏(KEK)
  •  14:30 水素ガス雰囲気下実験の現状 池田一貴(KEK)
  •  14:45-15:00 休憩
  •  15:00 水素貯蔵合金の結晶構造および局所構造の解析 中村優美子(産総研)
  •  15:25 希土類金属水素化物の水素副格子の解析 町田晃彦(JAEA)
  •  15:50 アルミ系水素化物の構造解析 池田一貴(KEK)
  •  16:10 In-situ中性子回折によるLa-Ni系超格子型水素吸蔵合金の結晶構造  岩瀬謙二(茨城大学)
  •  16:30 ニッケル水素電池負極用水素吸蔵合金の結晶構造解析 中村仁(日本重化学工業)
  •  16:50 イオン伝導物質におけるカチオン拡散機構の解明を目指した構造研究 小野寺陽平(京大)
  •  17:15-17:25 休憩
  •  17:25 今後のS型課題の進め方について

○ 12月4日(火)

  •  9:00 有機溶液および水溶液中の水素位置の同位体置換を用いた精密構造解析 亀田恭男(山形大)
  •  9:25 メソ細孔内の水やタンパク質の水和水のEPSR法による構造解析0山口敏男(福岡大)
  •  9:50 液体金属、半導体金属、アルコール溶液等のリバースモンテカルロ法による構造解析 丸山健二(新潟大)
  •  10:15 分子動力学を要素とするリバースモンテカルロ法の開発 川北至信(JAEA)
  •  10:35-10:50 休憩
  •  10:50 NOVAにおけるレビテーション実験計画 鈴谷賢太(JAEA)
  •  11:15 金属ガラスの構造解析 伊藤恵司(岡山大)
  •  11:35 全体討論
  •  11:50-12:00 講評(井手本、大山、山室)

なお、この研究会は平成25年度のS型課題の予備審査会を兼ねるとともに、中性子産業利用推進協議会 物質科学研究会と協賛し、iMateriaにおける水素化物構造解析も含めた議論を行います。