高エネルギー物理学研究所、東京大学原子核研究所、および東京大学理学部付属中間子科学研究センターが1997年に統合・改組されて 高エネルギー加速器研究機構が発足するとともに、その下に物質構造科学研究所が設立されて以来、今年でちょうど20年の節目を迎えました。
この間、日本や国際社会のありようが大きく変容するとともに、国立大学法人化、J-PARCの建設と稼働など、当研究所を取り巻く環境も激変しつつあります。
そこで、本シンポジウムでは、この機を捉えて物構研の来し方を振り返るとともに、 将来を担う中堅・若手研究者の皆さんに、自らの未来の姿も重ねながら当研究所での研究活動の将来を語って頂こうと思います。
日時:2017年12月27日(水)13:00~
会場:KEK つくばキャンパス 研究本館 小林ホール(KEK 交通アクセス)
(東海キャンパス 東海1号館3階324室に中継)
参加費:無料
お問い合わせ:物構研20周年記念シンポジウム事務局(imss20th@ml.post.kek.jp)まで。
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12:30~ | 受付開始 |
13:00~13:05 | 所長挨拶 山田 和芳(KEK 物構研 所長) |
13:05~13:20 | 「KEKの機構化と物構研20年の歩み」 野村 昌治(KEK 理事) |
放射光を用いた物質科学の展望 座長:河田 洋(KEK 物構研) | |
13:20~13:35 | 阿部 仁(KEK 物構研) 「硬X線から見る物質構造科学研究(所)の姿」 |
13:35~13:50 | 北村 未歩(KEK 物構研) 「材料開発のための放射光分光」 |
13:50~14:05 | 山本 逹(東大 物性研) 「VUV・軟X線光源を用いた物質科学研究の現状と展望」 |
放射光を用いた生命科学の展望 座長:河田 洋(KEK 物構研) | |
14:05~14:20 | 清水 伸隆(KEK 物構研) 「より複雑な機能性物質・生体システムの理解を目指して」 |
14:20~14:35 | 安達 成彦(KEK 物構研) 「遺伝子発現制御に関わるタンパク質巨大複合体の構造・機能・進化」 |
14:35~14:50 | 村田 武士(千葉大・理) 「X線を用いた膜タンパク質の結晶構造解析の展望」 |
休憩(15分) | |
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中性子を用いた物質科学の展望 座長:門野 良典(KEK 物構研) | |
15:05~15:20 | 山田 悟史(KEK 物構研) 「生き残るために必要な『進化』~強いビームは本当に必要?」 |
15:20~15:35 | 横尾 哲也(KEK 物構研) 「中性子散乱の今昔」 |
15:35~15:50 | 川北 至信(JAEA) 「中性子による物質・生命科学の健全な発展のために」 |
ミュオンを用いた物質科学の展望 座長:門野 良典(KEK 物構研) | |
15:50~16:05 | 竹下 聡史(KEK 物構研) 「ミュオン物性科学研究への期待」 |
16:05~16:20 | 松田 恭幸(東大) 「もっと広がれ、物構研の世界」 |
16:20~16:35 | 梅垣 いづみ(豊田中研) 「産業界におけるミュオン利用の展望」 |
陽電子を用いた物質科学の展望 座長:門野 良典(KEK 物構研) | |
16:35~16:50 | 永井 康介(KEK 物構研/東北大 金研) 「陽電子を用いた物質研究の将来と物構研低速陽電子実験施設の役割」 |
16:50~17:05 | 和田 健(量研) 「低速陽電子ビームによる局所表面構造解析の展望」 |
休憩(15分) | |
電子加速器の将来展望 座長:瀬戸 秀紀(KEK 物構研) | |
17:20~17:35 | 原田 健太郎(KEK 加速器) 「最強の蓄積リング型光源を目指して」 |
17:35~17:50 | 宮島 司(KEK 加速器) 「線形加速器型光源の展望」 |
17:50~18:05 | 細貝 知直(大阪大・工) 「リピータブルなGeV級電子ビームの生成を目指したレーザー航跡場加速研究」 |
中性子・ミュオンビームの将来展望 座長:瀬戸 秀紀(KEK 物構研) | |
18:05~18:20 | 三島 賢二(KEK 物構研) 「新しい中性子の発生と利用」 |
18:20~18:35 | 米村 祐次郎(九州大・工) 「10MW超級大強度ハドロン円形加速器の新提案」 |
物構研の将来 座長:瀬戸 秀紀(KEK 物構研) | |
18:35~18:50 | 次期 物構研所長 小杉 信博(分子科学研究所) 「大学共同利用機関としての物構研の将来像」 |
19:00~20:50 | 懇親会 司会:村上 洋一(KEK 物構研) |
*ご参考:高エネ研発 つくばセンター行き つくバスの時刻は、
20:41,21:11,21:41(最終)です。