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BL-11B: 軟X線2結晶分光ステーション

開発研究多機能ビームライン建設のため、現在のBL-11A, BL-11B, BL-11Dは2022年度末で利用を停止します。これらのビームラインのアクティビティは新ビームラインBL-12A(利用開始:2023年度後半予定)および既存のビームラインで継続することになります。詳しくは 「BL-11とBL-12の再整備について」 をご覧ください。

概要

ビームライン群  第1分科(軟X線吸収分光)
主な手法
  • XAFS(電子収量法、蛍光X線収量法)
  • 軟X線汎用利用
特徴
  • 高真空軟X線用2結晶分光器により、Si, P, S, Cl, Ar, KのK吸収端を含む1724-5000 eVが利用可能です。
主な研究分野
  • 汎用ステーションであり、あらゆる研究分野に対応します。
担当者
  • 北島 義典 yoshinori.kitajima★kek.jp
  • メールアドレスは★を@に変えてご利用ください。
備考
  • 原則として、真空環境下での利用となります。

スペック

光源
  • 2.5GeV PFリング 偏向電磁石(B11)
光学系
  • 2結晶分光器[Si(111)またはInSb(111)]
  • 前置集光鏡(Ni coated Si, bent cylindrical)
エネルギー範囲
  • 2057-5000 eV[Si(111)]
  • 1724-3700 eV[InSb(111)]
エネルギー分解能
  • 約5000[Si(111)]
  • 1600[InSb(111)]
ビームサイズ
  • 5 mm (H) x 2 mm (V)
ビーム強度
  • 最大1011 photons/s
公開している装置
  • 全電子/蛍光X線収量XAFS測定用真空槽(BL-11Aと共用)
検出器
  • 蛍光X線収量測定用SDD(上記真空槽付属)
リモート/メールイン測定
  • 2021年8月時点ではリモート測定には対応していません。
  • 「一般施設利用」については代行測定の可能性もあります。担当者にご相談下さい。
特記事項
  • 簡単なXAFS測定以外は原則として装置持ち込みになります。
  • 試料槽用架台(2.2m x 1.4m)あり。
  • 試料槽の真空度は10-3 Pa程度まで到達できること。

詳しい情報

成果一覧

KEK放射光共同利用実験研究成果データベース(BL-11Bの成果)

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Last updated: 2021-8-23