PF

BL-20A: 3m直入射型分光器

概要

ビームライン群  第1分科(軟X線吸収分光)
主な手法
  • 真空紫外軟X線分光
  • 真空紫外発光分光
特徴
  • PFで最も低いエネルギー領域をカバーする、持ち込み装置に対応したフリーポートビームラインです。
  • 取込み角が大きいため大強度で単色性の高い真空紫外光ビームが利用できます。
  • 全ての持ち込み装置で使用可能な差動排気システムを備えており、さまざまな気体試料をビームライン上流に影響を与えることなく使用できます。
主な研究分野
  • 原子分子科学
  • 材料・検出器評価
運営形態
  • 大学等運営ステーション(東京工業大学理学院化学系)
担当者
  • PF担当者:足立 純一 adachij★post.kek.jp
  • 大学等運営WG代表:北島 昌史(東工大) mkitajim★chem.titech.ac.jp
  • メールアドレスは★を@に変えてご利用ください。
備考
  • 本ビームラインは教育用ビームラインとして位置付けられており、東京工業大学理学院化学系・北島研究室が運営に参画している大学等運営ステーションですが、一般の共同利用実験にも開放されています。

スペック

光源
  • 2.5GeV PFリング 偏向電磁石(B20)
光学系
  • 3m直入射型分光器

3m直入射型分光器光学系の概略図
エネルギー範囲
  • 6 〜 40 eV
    回折格子(刻線密度:1200本/mm):30-250 nm
    回折格子(刻線密度:2400本/mm):30-120 nm
エネルギー分解能(E/ΔE)
  • 〜 3 x 104@ 100 nm
    線分散(回折格子の刻線密度:1200本/mm):0.28 nm/mm
    線分散(回折格子の刻線密度:2400本/mm):0.14 nm/mm
ビームサイズ
  • 3 mm (H) x 1 mm (V)
ビーム強度
  • 1012 photons/s
1200本/mmの回折格子で得られる光強度。スリット幅は入口および出口ともに1mm。この条件での分解能は2.5A程度である。
公開している装置
  • 真空紫外発光測定装置(東工大運営WG管理)
  • 差動排気システム
検出器
リモート/メールイン測定
  • 不可
特記事項
  • 持ち込み装置の設置スペースは、ビームに向かって左側約1m、右側2m、長手方向に3m程度、高さは2.5m程度。詳細は担当者にお問い合わせください。

詳しい情報

参考文献

  1. K. Ito et al., Rev. Sci. Instrum., 66, 2119 (1995), doi:10.1063/1.1145746 : 3m直入射型分光器

成果一覧

KEK放射光共同利用実験研究成果データベース(BL-20Aの成果)

プレスリリース・関連記事

関連サイト



Last updated: 2022-2-10