人事公募 准教授(常勤,任期なし)もしくは 特別助教(常勤,任期4年)【物構研21-1】
物質構造科学研究所は、量子ビーム科学の推進に資する研究機能と施設機能の強化を目的とした改組を2019年4月1日付で実施した。本公募の准教授、及び特別助教は、放射光実験施設フォトンファクトリーの測定装置部門に所属する。現在、フォトンファクトリーのビームラインは10の手法グループに分類されているが、採用者は、主に軟X線・真空紫外領域における測定に活用されるビームライン群(光電子分光:BL-2A/B, 3B, 11D, 13A/B, 28A/B、軟X線吸収分光:BL-7A, 11A/B, 16A, 20A, 27A)のいずれかを担当する。本件では、准教授もしくは特別助教に応募することができる。審査では、それぞれの職種に応じた採用基準が考慮される。
同部門では、放射光の特長を活かした新しい利用研究の創成を目指して、実験装置を含む主にビームラインエンドステーション部の高度化と利用技術開発を推進している。本公募の候補者は、現在の専門分野にとらわれず、放射光科学第一・第二研究系、および放射光実験施設の各部門と連携して、これらの活動を推進する。採用された手法分野のビームライン群の担当を主務とするが、幅広い視点から放射光科学の発展に貢献する意欲のある研究者を募集する。
○准教授に応募する場合
測定装置部門では、担当する手法分野のビームライン群の運営を総括する准教授を採用する。採用者は、担当するビームライン群の整備・高度化、共同利用に貢献するだけでなく、国内外の情勢を分析し、関連する手法も含めた放射光利用研究を推進することが求められる。
○特別助教に応募する場合
測定装置部門では、「ビームライン研究者」を目指すテニュアトラック助教(正式な職名は特別助教)を採用する。採用者は、ビームライン担当者としての業務の他に、ビームラインで展開されるサイエンスを手法ベースで推進する。また、個別の手法分野に特化した技術だけでなく、フォトンファクトリーを始めとする放射光施設に共通のビームライン研究者としての技術を習得し、将来の放射光科学を担う人材となることが求められる。