本公募の教授は、放射光実験施設フォトンファクトリーの基盤技術部門に所属する。同部門は8の専門チームからなるが、採用者は「X線光学チーム」において、Ｘ線光学を活用した新たな測定法の開発と物質構造科学への応用において中核的な役割を担う。
【基盤技術部門HP】 https://www2.kek.jp/imss/pf/section/beamline/
同部門は、放射光を実験装置に導くビームライン共通部の整備と高度化を目的として設置されている。その中で、X線光学は放射光ビームラインの基盤的要素技術として欠かせないものである。現在、フォトンファクトリーでは、次期放射光源計画の具体的な検討を進めている。次期光源では、マルチビーム利用実験や広波長域利用実験が新基軸として提案されており、それら次世代の利用実験を実現するためには、 X線光学を活用したビームライン測定技術の開発と高度化が必要不可欠である。
【新放射光源施設計画HP】 https://www2.kek.jp/imss/pf/pf-hls/
本公募の教授は、KEK加速器研究施設第6研究系（放射光源加速器担当）およびビームライン・エンドステーションスタッフと協力・連携し、ビームラインの運営・維持・性能向上に従事するとともに、国内外の放射光施設との技術連携も積極的に行い、最先端のX線光学を活用したビームライン測定技術の開発研究及び将来を担う人材育成を主導する。
