IMSS

◆14-01 ペロブスカイト酸化物におけるエネルギー機能発現:太陽燃料製造および燃料電池を例として

物構研談話会
  • 日時:5/26(Mon.) 13:30~
  • 場所:4号館2階輪講室1
  • 講師:山崎仁丈 氏(カリフォルニア工科大学、科学技術振興機構さきがけ)
  • 題名:ペロブスカイト酸化物におけるエネルギー機能発現:太陽燃料製造および燃料電池を例として
  • 英題:Energy Functions in Perovskite Oxides: Solar Fuel and Fuel Cells
  • 要旨:

    現代社会における最重要課題の1つに持続可能な社会を実現するためのエネルギー技術が挙げられる。特に無尽蔵な太陽エネルギーをいかに効率よく貯蔵し利用するかが大きな問題となっている。本研究では太陽エネルギーを化学燃料として蓄える方法として太陽光熱化学水分解に焦点を当てる。この太陽燃料を燃料電池と組み合わせることで夜間でも高効率に発電でき、かつ燃料電池の排ガスである水も太陽燃料製造の原料として利用できるため、循環型エネルギーサイクルの構築が可能である。本講演では熱化学水素製造 [1]及び燃料電池 [2]の高性能化を目指したペロブスカイト酸化物に関する最新の研究成果を紹介する。

    [1] さきがけhttp://www.chem-conv.jst.go.jp/researcher/02/r02yamazaki.html
    [2] Yamazaki et al., Nature Materials, 12(2013) 647.