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第6回 KEK連携コロキウム 「人工知能の歴史、現状、将来:付録ー統計神経力学の構想」

KEK連携コロキウム

日時:5月14日(月)16時15分から

場所:つくばキャンパス 研究本館 小林ホール / 東海キャンパス 東海1号館116室(TV会議中継)

題 目:人工知能の歴史、現状、将来:付録ー統計神経力学の構想

講演者:甘利 俊一 氏(理化学研究所)

要旨:

人工知能の時代がやってきて、社会構造や文明を変えるのではないかといわれている。人工知能は、人の知能をコンピュータ上に実現する構想から始まった。
そこで、人の知能の源である脳の仕組みから初めて、人工知能の歴史を紐解く。そこには、記号と論理を使って知能を構築する流れと、ニューラルネットの学習機能を使って知能を構築する流れとがあった。いま、これが統合しようとしている。しかしまだ我々はその本質を理解できていない。ここが問題である。学術的な問題に加えて、脳における意識の機能、ロボットが心を持てるかなどといった、これからの社会にかかわる問題にも触れてみたい。
さらに、最近の私の研究である深層回路の統計神経力学と学習について、構想を聞いていただきたい。