物構研の実験施設では、所内外のさまざまな分野の研究者が量子ビームを使って実験を行っています。
サイエンスカフェは、街中で研究者のお話を聞くというスタイルが一般的ですが、百聞は一見に如かず、実際に実験ホールに入って実験装置を見てもらったら分かりやすいのでは?という想いから、会場を実験施設に設定しました。
交通の便はよくありませんし、会場も「カフェ」とは言い難いかもしれませんが、実験に関心のある方にお集まりいただき、研究者の説明を聞きながら研究の現場をじっくりご覧いただければと思います。
2019年5月20日に、国際単位系(SI)のキログラムをはじめとする基本4単位の定義が変わりました。この定義改定には、世界中の計量学者の知恵と努力が結集されたのですが、物構研のフォトンファクトリーでも長い年月をかけてある実験が行われていました。
なぜ定義を変えなければならなかったのか、どのように変えることになったのか、フォトンファクトリーでの実験とは?…。 フォトンファクトリーで実験を行ってきた研究者 早稲田さんに聞いてみましょう。
実験施設では同じ場所を時間を区切って大勢の研究者が使います。研究者ごとにやりたい実験は違うので、装置の設定も毎回変えて、元に戻して帰ります。 7/6は実験期間は終了していますが、今回は早稲田さんが最後のユーザーとなるため、早稲田さんの実験の設定のまま参加者のみなさんにお見せする予定です。
なお、当日、見学に先立って、実験ホール立ち入りのためご所属の記帳をお願いしますので、あらかじめご了承ください。
当日ご記入いただいた情報は、入域管理のためにのみ使用します。
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また、当日はKEKのつくばキャンパス正門から少し離れたフォトンファクトリーが会場となります。
会場では、いくつか階段の昇降が必要な場所があります。階段の昇り降りが難しい方は、お申し込みの際にお知らせください。
バスでお越しの方は、13:45に正門前駐車場までお迎えに参ります。
正門を入って左手すぐの建物「国際交流センター」にお手洗いと常設展示コーナーがあります。建物の中でお待ちください。
自家用車でお越しの方は、正門を入って受付をお済ませの上、車で地図の赤い点線に沿って進み、フォトンファクトリー駐車場までお越しください。
自家用車で送迎の方も、受付後、フォトンファクトリー駐車場まで乗り入れてくださって構いません。
PF研究棟は5階建ての建物です。集合場所の2階ロビーは、外階段を昇ったところです。
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