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KEK

低速陽電子実験施設研究会

研究者向けイベント

KEK物構研 低速陽電子実験施設(SPF)は、2019年4月より物構研の正式な組織になりました(実験施設長:小杉信博物構研所長(兼))。体制や実験設備が漸次整備される中、世界最高レベルの低速陽電子ビームを共同利用に提供しています。低速陽電子は、物構研の放射光、中性子、ミュオンと並んで4つの量子ビームの一翼を担い、2020年に組織された量子ビーム連携研究センターの活動にも貢献しています。
当実験施設では2017年と2018年にTIA連携「かけはし」による調査研究の研究会を「陽電子回折研究会」として開催してきましたが、今年も同様の研究会を「低速陽電子実験施設研究会」と改称して開催いたします。
多くの皆様のご参加を歓迎いたします。


研究会世話人:永井 康介(KEK物構研低速陽電子実験施設・
東北大学金属材料研究所)
連絡先:兵頭 俊夫(KEK物構研低速陽電子実験施設)
hyodot@post.kek.jp(@を半角英数に替えてください。)
TEL: 029-864-5658


開催概要

主催:KEK 物構研 低速陽電子実験施設

共催:KEK 物構研 低速陽電子実験施設ユーザーアソシエーション(SPF-UA)

協賛:日本陽電子科学会,日本表面真空学会,原子衝突学会

日時:2021年2月9日(火)13時より

Zoom Webinarによる開催

参加申込:
下記サイトより登録してください。ご登録後 Zoom Webinar 情報がメールで届きます。

https://zoom.us/webinar/register/WN_X-5GSedBTEGxTQqI2ab4ig

参加費:無料

お問い合わせ:hyodot@post.kek.jp(@を半角英数に替えてください。)


講演概要集 [PDF形式 4.17MB]

プログラム

13:00- 低速陽電子実験施設長 あいさつ 小杉 信博(物構研)
13:05- 物構研 低速陽電子実験施設の近況 永井 康介(物構研)
13:15- 汎用試料準備チェンバーの整備 望月 出海(物構研)
13:35- TRHEPDを用いたPb/Si(111)表面超構造の構造と原子密度解析 高山 あかり(早大)
13:55- 全反射高速陽電子回折によるPb蒸着SiC基板上グラフェンの構造解析 武田 朋也(早大)
14:15- 陽電子回折による二次元フラットバンドマテリアルの構造特定
Structure determination of a two-dimensional flat band material using positron diffraction
高村 由紀子 / Antoine Fleurence(北陸先端大)
14:35- Spectroscopic studies of graphene/Heusler alloy heterostructure by using XMCD and TRHEPD Songtian Li(量研)
14:55- 2DMAT:全反射高速陽電子回折(TRHEPD)むけデータ解析ソフト 星 健夫(鳥取大)
15:15- 休憩(20分)
15:35- 3層遅延線アノード検出器を用いた低速電子回折図形の観測と低速陽電子回折実験への応用 和田 健(物構研)
15:55- Structure determination of Pd(111)-(√3 x√3)R30°-Pb using LEED and future LEPD experiment at KEK Rezwan Ahmed(物構研)
16:15- TRHEPD で観測された非対称TiO2(110) (1x2) のDFTによる表面電子状態 朝倉 清高(北大)
16:35- 静的な周期磁場を通過するポジトロニウムの超微細構造の共鳴遷移 永田 祐吾(東理大)
16:55- ポジトロニウム負イオンのしきい光脱離の赤外レーザー分光 満汐 孝治(産総研)
17:15- Ps のレーザー冷却実現に向けた光源開発及び温度測定実験 小林 拓豊(東大)
17:35 終了

2021.02.08更新