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KEK

#43 クライオ電子顕微鏡単粒子解析効を奏するとき

物構研コロキウム
  • 日時:4/18(月)16時00分~
  • 場所:オンライン、外部公開可
  • 講演者:岩崎 憲治 氏 (筑波大学・生存ダイナミクス研究センター 教授)
  • 題名:クライオ電子顕微鏡単粒子解析効を奏するとき
       When Cryo-Electron Microscopy Single-Particle Analysis Works
  • 要旨:
    クライオ電子顕微鏡単粒子解析がポピュラーな構造解析手法として広く行き渡るようになり、3Å、2Å台の分解能のマップが頻繁に得られるようになってきた。このような最新かつスタンダートとも言うべき成果というより、クライオ電子顕微鏡単粒子解析だからこそ可能だった構造解析を中心にその成果を紹介する。一つは鏡像異性体の関係にある二つの構造が混合した試料の解析、もう一つは、天然から精製した微量で不安定な光センサータンパク質の構造解析である。また、ホスホケトラーゼを例にマルチコンフォマーを示すことに成功した例を紹介する。あわせて生存ダイナミクス研究センターに設置されたクライオ電子顕微鏡と運営体制を紹介する。一方、我々の研究室は希少がんの一つである滑膜肉腫発生機構の解明とそれに対する創薬に取り組んでいる。その現状も紹介する。
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