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放射光科学研究施設メールマガジン

PFユーザ向け情報
2015年12月28日

KEK共同利用者支援システム(KRS)にユーザー登録された方に以下の内容のメールマガジンをお送りしました。

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放射光科学研究施設メールマガジン
Photon Factory E-news Vol. 2015.1225
http://www2.kek.jp/imss/pf/
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師走の候、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今年の放射光加速器運転は、12月21日に終了となりました。
加速器運転時間確保や旅費支給について、ユーザーの皆様にご協力をいただいて
おりますことを改めてお礼申し上げます。
ここに、PFからのメールマガジンをお送りします。
このメールマガジンは、ユーザーの皆様と各種情報を共有することを目的として
発行しています。
この放射光科学研究施設メールマガジンは、KEK共同利用者支援システム(KRS)へ
ユーザー登録をされた放射光関係者にお送りしています。



放射光科学研究施設からのメールマガジンは、今回が今年最後の発送になります。
2016年1月以降の加速器運転等に関して注意点もありますので、是非、下記案内を
ご確認していただきますようお願いします。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。



1.共同利用関係

1~1.加速器運転について(2016年2月~3月期)

ユーザーの皆様から申請をいただいた2月~3月期のビームタイムは、PF内手続きを経て
確定されました。運転スケジュールの詳細は下記WEBページをご参照ください。
http://www2.kek.jp/imss/pf/apparatus/schedule/SC2015SS_15Oct22-1.pdf

注意:PF、PF-ARへの入射について
http://www2.kek.jp/imss/notice/2015/11/161500.html
素粒子実験用SuperKEKB加速器立ち上げに伴い、PFへの連続入射は2016年6月まで実施
されません。入射器が入射可能になったときにMBSを閉じないで随時入射が行われます。
ハイブリッドモード運転は、この期間は予定されません。PF-ARは、電子ビームの
ライフタイムを考慮して、現時点では1日3回入射することを検討中です。


1~2.加速器運転について(PF-AR 2016年度運転について)

電子入射器からPF-ARへの6.5GeV直接入射を実現するために、PF-AR直接入射路とPF-ARの
繋ぎ込み工事を2016年7月~11月末に行う予定です。そのため、2016年度のPF-AR運転時期は、
第1期(2016年4月~6月)および第3期(2017年1月~3月)のみとなり、
第2期(2016年10月~12月)は、PF-ARの運転を行わない予定です。
http://www2.kek.jp/imss/notice/2015/11/191600.html


1~3.来所・実験の手続き等について(ユーザー登録、必要な書類、安全講習、旅費申請、
宅配便、無線LAN、実験終了後の手続きなど)

下記WEBページに詳細を掲載していますので、ご参照ください。
http://www2.kek.jp/imss/pf/use/procedure/


1~4. 員等旅費の支給について

本年度は、PFおよびPF-ARの運転経費確保を最優先とさせていただいてきました。そのことも
あって、2016年2月から3月期の旅費支給基準を変更させていただくことになりました。
大変ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
なお、出張依頼旅費申請はビームタイムの二週間前までにご提出ください。
これ以降の申請になりますと、旅費が支給できないことがあります。
合わせて、年度末ですので全体の員等旅費執行状況により支給できない場合があることも
ご理解いただきますようお願いします。
http://www2.kek.jp/imss/notice/2015/12/101700.html

(2016年2-3月期の支給基準)
~ G型課題は、実験時間によらず、1回1名分のみ旅費を支給
~ 評点4.0以上の課題についても支給する人数を追加しない
*S型課題も含めまして、できるだけ自己資金での旅費確保をお願いします。


1~5.PF一般安全講習について(重要事項です)

放射光利用実験を安全に効率よく行っていただくために、毎年度、最初の実験前に安全講習を
受けていただいております。このうち、「PF一般安全講習ビデオ」につきましては、昨秋から
WEB上での事前講習となりました。

各年度で、以下二種類の安全講習(年度内にそれぞれ1回の受講)が必要です。
◯PF一般安全講習>オンラインでの受講
◯放射線安全講習>PFに来てからの受講
(放射線安全講習は、従来どおりPFで受講していただきますので、今年度になって受講して
いない場合は時間に余裕を持って来所して下さい)

手続きの詳細は、以下のWEBページを参照してください。
http://pfwww.kek.jp/safety-video/

(注意、必ずご確認ください!)
「PF一般安全講習」については、事前にオンラインで受講し、各自「合格証・入域手続き申込票」を
印刷して持参して下さい。今年度、既に安全講習を受講された方は、改めて受講していただく
必要はありません。
ただ、入域手続き申込票を兼ねていますので、「合格証・入域手続き申込票」は、来所時に
『毎回』印刷して持参してください。


1~6.論文、学位論文、研究成果の登録について

従来からPFを用いた論文、(PFを少しでも利用して記述された大学院生の)学位論文のPFへの
登録をお願いしてきました。PF全体としてここ数年ほどの登録数が少なくなっています。
また、登録数が極端に少ないビームラインも散見されます。
このような傾向がアクティビティの低下と判断されることは、放射光を利用して活発に研究
しているコミュニティにとって望ましいことではありません。
PFへの積極的な研究成果の登録を、是非、お願いします。
http://www2.kek.jp/imss/pf/use/result/


2.ビームラインの状況
改造ビームラインの詳細状況は、今後もPF-WEB等でお知らせする予定です。
http://www2.kek.jp/imss/pf/apparatus/bl/
http://www2.kek.jp/imss/pf/apparatus/blupdate/


3.PF News
Vol.33、No.3が発行されています。PFからの施設報告や最新の研究成果などが
記載されています。
http://pfwww.kek.jp/publications/pfnews/index.html


4.物構研 News
No.15 2015年11月号が発行されています。物質構造科学研究所で行われている研究の成果や、
共同利用に開放している研究施設の整備状況などが記載されています。
http://www2.kek.jp/imss/news/IMSS-News/


5.KEKサマーチャレンジについて
KEK内において基礎科学を担う若手を育てることを目的として大学3年生を主な対象とする
サマースクール(サマーチャレンジ)が、8月18日(火)~26日(水)まで開催(物質・
生命コース)され、これに引き続いて、参加学生を対象に放射光を用いた実習を12月12日(土)
~13日(日)に実施しました。
多くのユーザーの皆様にも、実習指導者として参加していただきました。ご協力を
いただいた皆様、大変ありがとうございました。
http://www2.kek.jp/imss/news/2015/topics/1214ksc-beam/


6.自転車の利用について
KEKおよびPFでは、実験中のユーザーの皆様の利便性を考慮して、貸し出し自転車を用意して
きました。
最近、荷物を持ったままの片手運転などの危ない走行が、KEK内で指摘されています。
自転車を利用される場合は、法令に従って安全に十分気を付けてご利用ください。
PF監視員室で鍵を受け取る場合は、掲示してあります注意項目を必ずご確認ください。
12時間以内の鍵返却のことも、どうぞよろしくお願いします。


7.実験ホール内での飲食について
放射光実験ホール(放射線管理区域)内は、すべて飲食禁止です。ご理解と遵守をお願いします。
PF研究棟1階にはコイン返却式のコインロッカーが、(当時の)PF懇談会によって整備されて
います。必要に応じてご利用ください。


8.PF研究会の開催について
2016年1月~3月期に、下記3件のPF研究会がKEK内で開催されます。多くの方々のご参加を
お待ちしております。参加費は無料です。

PF研究会「先進的放射光利用による原子分子科学」:1月12日(火)
http://www2.kek.jp/imss/notice/2015/12/160112.html
近年、放射光源の時間的、空間的コヒーレンスの向上、および、要素実験技術の発展に伴い、
原子分子科学においてもこれまでにない新しいサイエンスが展開できる可能性が高まって
きました。
本研究会では、近い将来に期待される放射光源の性能を視野に入れながら、研究・実験内容に
対する相互理解の機会を設けることにより、相補的技術利用による発展的研究の可能性を探ると
ともに、先進的な放射光利用による今後の展望を議論します。

PF研究会「放射光のオンリーワン計測と産業利用展開」:1月19日(火)~1月20日(水)
http://www2.kek.jp/imss/notice/2015/12/160119.html
放射光は単色・平行・大強度という特徴を持ち、X線をプローブとする各種計測法における
理想的な光源です。この特徴を活かして、PFでは実験室系で実現できないような様々な
極限オンリーワン計測法が加速器技術との連携により実現されています。
本研究会では、これらオンリーワン計測技術の産業利用にフォーカスし、民間企業のユーザーを
中心に最近の活用事例についてご紹介頂き、情報交換の場とします。
さらに産業利用という観点から、次世代放射光施設におけるオンリーワン計測及び利用システムに
ついての将来像を展望します。

PF研究会「徹底討論!小角散乱の魅力~基礎・応用・産業利用」:3月30日(水)~3月31日(木)
http://www2.kek.jp/imss/pf/workshop/kenkyukai/160330.html
小角散乱は、ハードマター・無機・金属関連分野、生物関連分野、高分子・ソフトマター関連分野に
おいて無くてはならないツールとなっています。
本研究会では、基礎・応用・産業利用の観点から小角散乱の研究動向を徹底的に討議し、
研究・実験内容に対する相互理解を進めるとともに、小角散乱になじみの浅いユーザーの方々
などにも小角散乱の魅力を知って頂き、相補的技術利用による発展的研究の可能性を探ることで、
より先進的な放射光利用による小角散乱研究の今後の展望について議論します。


9.PF-UAユーザーの集い:2016年1月9日(土)11:00-12:00
放射光学会開催中に、柏の葉カンファレンスセンターC会場で開催されます。PFに関連することに
ついて意見交換、情報共有を行う予定です。是非、ご参加下さいますようお願いします。
http://www.jssrr.jp/jsr2016/index1.html


10.2015年度量子ビームサイエンスフェスタ(第7回MLFシンポジウム/第33回PFシンポジウム)
:2016年3月15日(火)~16日(水)
KEK物質構造科学研究所(物構研)とJ-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)による合同サイエンス
フェスタは、今年度から名称を「量子ビームサイエンスフェスタ」に変更し、上記日程で開催する
ことになりました。量子ビームサイエンスフェスタは、単に各施設におけるスタッフとユーザーの
成果発表の場であるだけでなく、異なるプローブを用いる研究者間の交流の場です。すなわち、
各々のプローブの専門家が互いに連携するためのサロンであり、美しい協奏的研究の成果を
披露する舞台であり、競争し刺激を与え合う土俵でもあります。多くの方々のご参加をお待ち
しております。

第33回PFシンポジウムでは、加速器運転、将来光源(PFから案を提案)などに関する情報交換、
意見交換を行います。また今回は、3月14日(月)に開催される各ユーザーグループ会議の前に、
関連する研究分野間での情報交換をしていただくために、将来光源に関する意見交換などを目的として
拡大ユーザーグループ会議を17:00-18:00に開催する予定です。それぞれ、奮ってご参加ください。
http://qbs-festa.kek.jp/2015/index.html


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物質構造科学研究所 放射光科学研究施設
住所:〒305-0801 茨城県つくば市大穂1-1
連絡先電子メールアドレス:pf-magazine@pfiqst.kek.jp
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