for pulic for researcher English
news@kek
home news event library kids scientist site map search
>ホーム >ニュース >News@KEK >この記事
last update:06/06/01  

   image Belle Plus(ベル・プリュス)    2006.06.01
 
        〜 高校生のための素粒子サイエンスキャンプ 〜
 
 
  高エネルギー加速器研究機構では、奈良女子大学と共催して高校生を対象とした素粒子サイエンスキャンプ「Belle Plus(ベル・プリュス)」を開催します。9月16日(土)〜18日(祝)の2泊3日、研究所の研究者といっしょに研究活動を体験しながら、研究する楽しさを分かち合ってもらうことを目的としています。

とても楽しい研究生活

科学の研究所というとどんなところだと想像されるでしょうか。ジョークも通じないお堅い人々がたくさんいるところ、不可思議で怪しげなことに日夜取り組んでいるところ、そんな想像をされる方もいらっしゃるかもしれません。それとも、ちょっと危険で怖いところと敬遠してしまう方もいるでしょうか。

ところが本当の研究所はとても楽しいところです。複雑な実験装置や最先端のコンピュータを操って誰も知らなかった新しい世界を切り開いてゆく、そんな楽しい瞬間が研究所の中ではいつも次々と起こっているのです。そしてその瞬間を見逃すまいと、多くの研究者がコミュニケーションをとりながらお互いに協力して研究活動を進めています。

「こんな楽しいことを研究者だけでひとり占めしてしまってはもったいないかもしれない」、そんな思いからBelle Plusを開催することになりました。

Belle実験の研究活動を体験

普段からBelleの研究者が行っている研究活動を一般の方にも体験していただけるようなプログラムとして、次の2つの研究課題コースを用意しました。参加者の興味に応じて内容を自由に選んでいただけます。

ソフトウェアコース

現在、インターネットで活動を展開している新粒子探索プログラム「B-Lab」を用いて、これまでに実際にBelle測定器が集めたデータの中から粒子を探し出す研究に挑戦します。研究に必要となるパソコン等の機材はKEKが貸し出しいたします。

ハードウェアコース

Belle測定器を実際に操作して、宇宙線のデータを集めます。また、集めた宇宙線のデータを解析して宇宙線がどのように地球に降り注いでいるのかを探る研究に挑戦します。

いずれのコースとも研究活動に先立って、KEKの阿部和雄教授による素粒子に関する入門的な講演を実施いたします。またKEKまたは奈良女子大学の研究者が参加者の皆さんに付き添い、必要に応じて直接指導をします。素粒子のことに関する予備知識がなくてもBelle Plusを楽しめるように配慮してありますので心配はありません。

また、両コースの参加者とも「KEKB加速器・Belle測定器見学ツアー」に参加していただくことができます。カメラ撮影も自由です。KEKB加速器・Belle測定器の内部はKEKの研究者でも普段は見る機会がありません。加速器・検出器を目近にできる数少ない機会ですので、ぜひツアーにも参加してみて下さい。

ミーティングでの発表

KEK所内では、毎日のように研究者の間でミーティングが行われています。Belle実験は、世界13ヶ国から研究者が参加する国際共同実験ですので、様々な国の研究者や大学院生がいりまじって議論をします。実際の研究現場では、このようなミーティングにおいて、実験データを解析して得られた結果を報告し合います。こういった現場の雰囲気を出来る限り感じ取ってもらえるよう、Belle Plusでも参加者のみなさんに上記の研究実習で得られた結果を発表してもらいます。

実際の研究者達も、研究成果を発表するときはとても緊張します。少し敷居が高いかもしれませんが、発表体験を通じて、参加者の皆さんが科学的に考えることへの興味を深めていただけるとよいと思っています。

研究者とのコミュニケーション

たくさんの研究者が集うBelle実験では、研究活動以外でも研究者間の交流を深めるために、1〜2ヶ月に1度パーティーを開催します。普段のミーティングとは違い、飲み物を片手にリラックスした雰囲気の中、会話を楽しみます。Belle Plusでも、同様のパーティーを開催して、研究者との交流の場を提供します。素粒子物理学に関する質問はもちろん、研究者を志したきっかけや将来の夢まで研究者に直に聞くことができます。海外の研究者・大学院生も参加しますので、英語によるコミュニケーションにも積極的に挑戦してみて下さい。

キャンプの名前「Belle Plus」の「Plus(プリュス)」はフランス語で「プラス(+)」の意味です。この「Plus」には、参加されるみなさんに、Belle実験グループの一員として加わり3日間を過ごしてもらいたいという気持ちを込めています。

あなたもBelle Plusに参加して、素粒子物理の研究者への仲間入りをしてみませんか?

<科学コミュニケーター 片岡佐知子>  

Belle Plus 開催概要
  日  程:平成18年9月16日(土)〜18日(祝)2泊3日
開催場所:高エネルギー加速器研究機構
対  象:高校生20名
主  催:奈良女子大学
共  催:高エネルギー加速器研究機構
参 加 費:無料(食事代別)

*お申し込みについて
  受付期間:平成18年6月19日〜8月4日
Webから、またはFAX(029−864−5560)にてお申し込みください。
(FAXでお申し込みの場合は、住所・氏名・年齢、性別・電話番号・電子メールアドレスを明記してください。)申込者多数の場合は抽選。参加可否の決定は8月中旬に郵送にて連絡します。
 
Belle Plus ホームページ
  URL:http://belle.kek.jp/b-camp/

*お問い合わせ
  高エネルギー加速器研究機構 総務部総務課
〒305-0801 茨城県つくば市大穂 1-1
電話:029-864-5115
メール:kikakuchosamail.kek.jp

*Belle Plusは、独立行政法人科学技術振興機構「平成18年度研究者情報発信活動推進モデル事業『モデル開発』」の助成金で運営しています



※もっと詳しい情報をお知りになりたい方へ

→B-Labのwebページ
  http://belle.kek.jp/b-lab/
→独立行政法人科学技術振興機構(JST)のwebページ
  http://www.jst.go.jp/
→JST研究者情報発信活動推進モデル事業「モデル開発」のwebページ
  http://rika.jst.go.jp/outreach/top.htm
→Belleグループのwebページ(英語)
  http://belle.kek.jp/
→KEKBのwebページ(英語)
  http://www-acc.kek.jp/KEKB/

→関連記事
  ・02.01.24
    失われた世界を探る
  ・02.01.31
    失われた世界を探るII
  ・02.03.14
    粒子と反粒子の性質の違い 〜BELLE実験観測速報〜
  ・03.01.23
    深まるCP対称性の破れ 〜π中間子崩壊でも観測〜
  ・03.05.08
    ミクロン精度で位置測定 〜Belle実験の新型検出器〜
  ・03.05.15
    KEKBが目標性能を達成 〜高エネルギー加速器の新時代を拓く〜
  ・03.06.12
    世界を変えた一つの論文 〜 小林・益川理論 〜
  ・03.08.28
    新しい物理への挑戦 〜Belle実験-予測を超えた現象を示唆〜
  ・03.10.23
    Belle測定器が再稼働 〜生まれ変わった飛跡検出器〜
  ・03.11.20
    クォーク4個の新粒子? 〜Belleグループが発見した中間子〜
  ・04.04.22
    KEKBの快進撃(1) 〜連続入射で世界最高性能を更新中〜
  ・04.05.06
    KEKBの快進撃(2) 〜Belle測定器の対応〜
  ・04.07.22
    新粒子を発見しよう! 〜世界初!粒子探索プログラム B-Lab〜
  ・04.08.26
    標準理論を越える物理をめざして 〜Belle実験の最新成果〜
  ・05.03.17
    「美しい実験」 〜新Belleと名付けられるまで〜
  ・05.07.07
    クォークの世代を越えて 〜新しい素粒子反応を発見〜
  ・05.10.06
    三角形の作り方 〜Belle実験とユニタリティ三角形〜
  ・05.11.24
    衝突型加速器って何だろう 〜ビームとビームの衝突〜
  ・05.12.01
    カニの横歩き 〜KEKBに設置されるクラブ空洞〜
  ・06.04.06
    鏡の中の法則 〜Belleが発見した新しいCP対称性の破れ〜

 
image
[図1]
夕暮れ時のKEK・3号館の写真。明かりの点いている部屋では研究者が研究に没頭しています。
拡大図(65KB)
 
 
image
[図2]
B-Labを使った実習風景。写真は、奈良高校の生徒さんたちを対象に行った授業の様子です。
拡大図(75KB)
 
 
image
[図3]
KEKB加速器・Belle測定器の見学風景。写真は日本科学未来館のインタープリターの方々がKEKに訪問されたときの様子です。
拡大図(97KB)
 
 
image
[図4]
研究者の発表。聴衆を前に弁が立つことも大切ですが、科学的に間違いのない発表をすることが最も重要なことです。
 
 
image
[図5]
パーティーの様子。いつもとは違うリラックスした雰囲気の中で会話も弾みます。
拡大図(53KB)
 
 
 
 
 

copyright(c) 2004, HIGH ENERGY ACCELERATOR RESEARCH ORGANIZATION, KEK
〒305-0801 茨城県つくば市大穂1-1
proffice@kek.jpリンク・著作権お問合せ