大学院生の方へ
フォトンファクトリー(PF)では、放射光科学の将来を担う人材育成を目的に、学生が主体的に実施できる大学院生奨励課題(T型課題)を用意しています。
PFを高度に活用し優れた研究を主体的に推進する大学院生を、大学側教員とPF側受け入れ教員が共同で指導、支援を行います。
希望される方は申請前に大学側教員、PF側受け入れ担当教員と十分な打ち合わせを行なってください。
1. 申請条件
a) 大学院生(博士後期課程在学者もしくは博士後期課程進学予定の修士2年生)が申請できること。
b) 所属大学の指導教員が保証人として実験組織に加わること。
c) PF受入担当教員と事前に内容に関する打ち合わせを行い、許諾を得ること。
2. 時期
【前期】申請締切= 11月下旬 採択= 1月中旬
【後期】申請締切= 5月下旬 採択= 7月中旬
3. 課題の有効期間
前期:4月(または採択の日)から博士課程3年次終了まで。
後期:10月(または採択の日)から博士課程3年次終了まで。
※最長3年(博士課程3年次終了まで)
※「終了届」の提出により、期限以前に課題を終了出来る。
※再申請可能とする。
4. 課題審査
基本的に一般課題(G型課題)と同様の基準で審査します。ただし、申請者が主体的に申請していることが採択の前提となります。
【審査のプロセス】
- 1. 実験ステーション担当者および受け入れ担当教員のコメント
- 2. PF内部での技術的な詰め(予算・運転モード・ステーションの状況等)の検討
- 3. 評定者(3人)
- 4. 評定者等を対象に口頭説明
- 5. PF-PACで審査
【審査のポイント】
- 学問上の価値
- 技術的な実行の可能性(計画の具体性)
- 申請者の主体性と実験組織の能力
- 学位取得全体の実験計画との関連
5. その他
- 一実験ステーション当りの有効課題は3件程度以内とします。
- 採択課題を奨励するために、PF側受け入れ担当教員による指導・支援を行います。
- 総合研究大学院大学以外の大学院に所属する大学院生が採択された場合には、PF側受入担当教員を指導教員とする特別共同利用研究員* に申請することとします。
- 採択課題の申請者および要旨をWeb等で公開します。
- 課題終了後A4数枚程度の報告書を提出していただきます。
- ビームタイムおよび実験準備・打ち合わせ等を含む旅費を所定の範囲でサポートします。
参考
大学院生奨励課題(T型課題)の新設について(2013.8.30)