No.31 2020年12月発行
物構研第5の量子ビーム、電子線
クライオ電子顕微鏡を用いたタンパク質の単粒子解析とは?
物構研は、放射光・中性子・ミュオン・低速陽電子という4つの量子ビームの実験施設を運用し、それを活用した研究を行っています。
近年、生命科学分野での必要性から、新しい量子ビーム「電子線」が加わりました。
構造生物学研究センター(SBRC)に導入された透過型電子顕微鏡(TEM)です。
物構研ハイライト 2020/12/14 タンパク質の単粒子解析ってどうやるの?~二次元の画像データから 三次元の情報が得られるのはなぜ?~
物構研トピックス 2020/12/14 最適化について ―どこがもっとも類似度が高いのか―
物構研トピックス 2020/12/14 画像処理屋がKEKで単粒子解析をやるということ
タブレット端末でフォトンファクトリー アドバンストリング(PF-AR)の実験ホールを撮影しているのは近畿大学の矢野陽子准教授。実験期間と、理工学部2年生の「熱力学」の講義が重なり、講義の冒頭で研究者の日常を紹介する生中継を行うことになったとのこと。珍しい映像に受講生も興味津々だったそうです。
講義内で紹介されたPF-AR NE7Aでの研究成果はこちらです。
KEKプレスリリース 2020/08/11 世界初!「マランゴニ対流」による分子のリズミカルな運動を観測生命活動をつかさどるリズムの起源に迫る
物構研facebook 2020/11/20 近畿大学の矢野先生がPF-ARからオンライン講義
東北大学の中村智樹教授は、12月に回収された小惑星リュウグウ試料の分析チームのひとつを率いるリーダーです。
11月、中村教授の研究室ではフォトンファクトリー(PF)BL-3Aにて隕石などの試料を使った分析リハーサルを行いました。はやぶさ初号機のときにもBL-3Aが利用されましたが、今回初めて活用されるのがPFに新たに導入されたオープンクリーンシステムです。リュウグウ試料を地球大気に曝さないため準備は窒素雰囲気で行ないますが、その出し入れ時に地球のホコリを入れないことに役立ちます。
東北大学 初期太陽系進化学研究室(中村智樹研究室)
物構研トピックス 2018/05/01 「はやぶさ2」が戻ってきたら
KEKのパルス中性子とミュオンの初ビームから40年。KENSとMSLの来し方を振り返り、 将来展望について語り合う会を開催します。
オンライン開催/要事前登録
お問い合わせ: nml_40annsympo@ml.post.kek.jp
物構研 研究者向けイベント パルス中性子ミュオン発生40周年記念オンラインシンポジウム
オンライン開催/要事前登録
お問い合わせ: qbsf2020-office@ml.post.kek.jp
物構研 研究者向けイベント 2020年度量子ビームサイエンスフェスタ 第12回MLFシンポジウム 第38回PFシンポジウム
オンライン会議に便利なオリジナル背景です。
どなたでもダウンロードしてお使いいただけます。