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新規人工設計タンパク質の立体構造を解明

物構研トピックス
2012年3月28日

信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点の新井亮一助教らのグループは、米国プリンストン大学Michael H. Hecht教授らとの国際共同研究により、新規人工設計タンパク質WA20の新奇な"クロスヌンチャク型"立体構造を解明しました。 これは、天然にはないアミノ酸配列を新規にデザインした人工設計タンパク質WA20の立体構造をフォトンファクトリーのBL-5Aを利用したX線結晶構造解析法等により解明したもので、タンパク質の構造構築原理を理解するための基礎研究に寄与すると共に、今後、ナノバイオ分子として利用し、ナノ構造構築やナノバイオファイバー創製への応用も期待されます。

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本研究成果は、米国化学会の学術論文誌"The Journal of Physical Chemistry B"のHarold A. Scheraga Festschrift(記念論文特集号)に掲載される予定です。

>>信州大学プレスリリース [PDF. 550KB]


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