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KEK

第2回タンパク質結晶構造解析初心者向け合同講習会を開催

物構研トピックス
2013年12月 4日

11月28日、フォトンファクトリー(PF)にて、タンパク質結晶構造解析のための講習会が行われ、企業や大学の研究者20数名が参加しました。

この講習会はKEK物構研の構造生物学研究センター、文部科学省の創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業が主催するもので、タンパク質の構造解析を始めたいと思われる方を対象とし、どのように結晶化を行うか、放射光ビームラインで得たデータを解析するかを、講義と同時に参加体験のできる講習会です。日進月歩のタンパク質結晶構造解析技術ですが、タンパク質の構造決定は実際以上に難しいものと考えられています。構造解析の代表的手法「X線結晶構造解析」を体験し、放射光利用を各分野の研究に有効活用していただきたいと企画されました。

午前中は、放射光施設や実験に関する全体概要と利用方法についての説明があり、その後はグループに分かれてタンパク質を発現・調製するための実験設備や、タンパク質を自動で結晶化させるロボット、試料の保存環境を見学しました。束の間の昼食の後、午後はビームラインBL-1Aにて、標準試料のリゾチーム結晶を使った測定のデモを行いました。

試料の保存環境を見学試料の保存環境を見学
タンパク質自動結晶化ロボットを見学タンパク質自動結晶化ロボットを見学

受講者は、放射光施設での実験は初めてという方から他施設での実験を行ったことがあるという方もいましたが、実際の手順を見ながら、試料の結晶化に関することやキットの貸出しについてなど、その都度具体的な質問をし、アドバイスを受けていました。希望者は試料を持ち込んでのテスト測定をすることができ、夕方から翌朝にかけての測定結果を心待ちにしているようすでした。

測定試料のセッティングを体験測定試料のセッティングを体験
BL-1Aでの測定、解析のデモンストレーションBL-1Aでの測定、解析のデモンストレーション

プログラム>>第2回タンパク質結晶構造解析初心者向け合同講習会


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