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物構研特別シンポジウムを開催

物構研トピックス
2013年12月26日

12月17日、KEK小林ホールにて、物構研特別シンポジウム「物質・生命科学における大学共同利用 ~物構研のあり方を問う~」が開催されました。

議論の様子

物構研は、つくばキャンパスでは放射光施設フォトンファクトリー(PF)と低速陽電子施設、 東海キャンパスでは、J-PARCの物質・生命科学実験施設(MLF)の中性子とミュオンという量子ビーム施設を擁し、大学共同利用を推進する研究所です。

時代の変遷とともに大学共同利用の位置付けも変わりつつありますが、このような先端的大型施設は、幅広い分野のユーザーにいかに「利用」されるべきか、 またいかに「育成」され、施設として最大限の成果を創出すべきか、という観点に立ち返って議論をする場として、この物構研特別シンポジウムが企画されました。 今回は、大学共同利用施設および共用促進法が適用される施設、それぞれの歴史的経緯や現状をお話いただいたうえで、物質・生命科学分野の大型施設の将来像について、 パネルディスカッションを含めて議論を行いました。特に、将来を担う人材育成の問題については、さまざまなアイディアや活発な意見交換がなされました。 この議論は、すぐに何らかの結論が出せるようなものではありませんが、議論を深めていくことにより、大型施設のあるべき姿について、今後もシンポジウムは継続し、 議論を深めて方向性を見いだしていくことになっています。

このシンポジウムの詳しいプログラム・意義等については、物構研特別シンポジウムのサイトをご覧ください。

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