1月18日(日)つくば国際会議場内にあるレストラン、エスポワールにてチョコレイト・サイエンスを開催、中高生から大人の40名が参加しました。 このイベントは、茨城県科学技術振興財団(つくばサイエンスツアーオフィス)の企画するサイエンスカフェSCIENTIA(スキエンティア)の第2回目として、東京フード株式会社の協力を得て行われました。
チョコレイト・サイエンスはチョコレートの食感を左右するココアバターの結晶の型を作り分け、どのような違いが出るのかを検証、体験するイベントです。チョコレートとして「美味しい」食感であるパリッとした噛んだ時の心地よいスナップ性、そして口に含んだ時の滑らか口どけを物理的に解説。続く実験では、湯煎したチョコレートの冷やし方を変えることで、3種類のタイプに作り分けます。出来たチョコレートを見た目、触感、食感で評価し、それらの味覚への影響を検証しグラフにまとめました。
その後の講義では、放射光を利用したチョコレートの結晶化に関する研究例が紹介されました。結晶の型の違いや、成長の様子はX線回折パターンで見分けています。講義が終わると、会場からは次々と質問が上がり、関心の高さがうかがえました。
最後に、東京フードさんから復習用としてクーベルチュールチョコレートのお土産も手渡されました。科学とチョコレートという意外な組み合わせのイベントに、頭もお腹も満足の様子でした。