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「やわらかい物質」についての科学イベントを開催

物構研トピックス
2017年7月 4日

6月17日(土)多摩六都科学館にて、「『やわらかいモノ』を科学してみよう」を開催しました。

身の回りにある「やわらかいモノ」=ソフトマターについて、粘性や弾性とは何か、クイズ形式のビデオを取り入れるなどして、物構研副所長の瀬戸秀紀教授が講義を行いました。
また、コーンスターチを使った実験では、ダイラタンシーという現象を体験しました。
参加者からはJ-PARCで行われている実験や、ソフトマターの研究についての質問がされ、身近なサイエンスに興味を持ってもらえたようで、参加した小学生は「片栗粉を使って、家でもう一度やってみたい」と、話していました。

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講義をする瀬戸秀紀教授(左)とコーンスターチを使った実験のようす(右)

6月23日(金)には、瀬戸教授が岩手県の紫波町図書館にて「やわらかな物質を科学する -銃弾を受け止めるお菓子はどれ?!-」というタイトルで話題提供しました。

これはKEKキャラバンの一環で、紫波町図書館の大人向け企画「夜のとしょかん」の第10夜でもあり、閉館後の図書館には40余名が集まりました。 参加者は身近なソフトマターについて考えたり、科学を研究する心について語り合いました。
参加者の質問に応じて、瀬戸教授が「誰でも興味を持って探求すればそれは研究なんです。『不思議だな、おもしろいな』と思うことが大事です」と語り、 複数枚のアンケートに「その言葉に勇気づけられました」と書き残されていました。
ILC誘致の候補地である岩手県では加速器への関心が高まっていて、会場からは「よくワカラナイ『加速器』というものを使って、身近な分かりやすいものを研究していることがよく分かりました」というコメントも。

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「一冊の本が人生を変えることもある」と語る瀬戸教授(左)と質問の時間のようす(右)