10月3日~6日、産総研にて、International Joint symposium of 3rd Innovative Measurement and Analysis for Structural Materials and TIA-Fraunhofer workshop が開催されました。
この国際会議は、TIAが参画するSIP国プロの「先端計測拠点」の関連分野の研究者を招聘して講演を行うもので、3回目をむかえる今回は、ドイツ最大の研究機関であるFranhofer研究所やイギリス・Bristol大学の関係者が参加し、先端計測、非破壊検査、CFRP(繊維強化型プラスチック)、セラミックスコーティング等の分野についての議論が交わされました。
最終日には、TIA機関の見学会が行われました。KEKでは、Belle Ⅱ測定器やPFの他、同SIPプロジェクトで導入された新たなX線顕微鏡設備(XAFS-CT)が設置された PF-AR NW2Aを訪れ、装置や実際のデータを囲んで熱い議論が行われました。
TIAの5機関は 合同で参画する初の国プロとして、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的構造材料」(2014.10-2019.3)に参画し、各機関が得意とする先端計測手法を中心に「先端計測拠点」として、産官学連携で、航空機用の構造材料の研究開発を進めています。
物構研では、このような航空機用の構造材料やX線顕微技術群といった、新たな分野への展開や国際連携へむけた活動にも参画していきたいと考えています。