12月8日(金)、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的構造材料」の関係者がKEKを訪れました。
KEKは、TIAの5機関として同SIPプロジェクトに参画しています。その一環として、放射光施設PF-AR,NW2Aに、世界でもほとんど例の無い構造材料専用のX線顕微鏡(XAFS-CT)を導入し、炭素繊維強化ポリマー(CFRP)、セラミックコーティングといった航空機用などの構造材料の研究を進めています。
来訪した、同プロジェクトPD 岸 輝雄氏をはじめとする一行は、山内 正則機構長、野村 昌治理事、山田 和芳物構研所長と意見交換を行い、大型施設を安定・長時間運転して材料の研究開発に寄与していくことの重要性を再確認しました。
その後、PF-ARに設置されたXAFS-CTを見学。CFRPに関係する産官学の研究者を含めて、研究の進捗状況や今後の展開について活発な議論がなされました。