1月26日 午後、ニジェール共和国大使 Inoussa Moustapha 閣下と、日本ニジェール人会会長の Lamine Alkassoum 氏が KEKを訪れました。
ニジェール共和国は1960年に独立した西アフリカの内陸国で、公用語はフランス語です。
ニジェール大使は在中国大使との兼任で、北京に常駐していますが、この度来日しての来訪となりました。
2人は、KEKの野村 昌治 理事、物構研の山田 和芳 所長の歓迎を受け、阿部 仁 准教授からアフリカ放射光の活動について説明を受けました。 その後、フォトンファクトリーを見学しました。
一行は、フォトンファクトリー実験ホール内の各ビームラインを丁寧に見て周り、ポスターの前で説明を受けると、大使は眼鏡を外して熱心に見入っていました。
各ビームラインでは多くのユーザーが実験中で、阿部准教授がユーザーの一人に声をかけ、笑顔で挨拶を交わす場面も見られました。
すべてのビームラインの見学を終えた大使は「科学技術の発展は国の発展に密接に繋がり、繁栄の礎になる。
放射光で色々なサイエンスができるということが分かったので、ぜひニジェールからも若手研究者等を派遣したいと思う。受け入れてくれると嬉しい。」と語りました。
アフリカ放射光への取り組みについては、「日本でフォトンファクトリーがこのような取り組みをしてくれていて、嬉しい。
自国の利益だけでなく、世界のことを考えて行動してくれていることに感謝し、敬意を表する。
単なる知識の伝達だけでなく、人と人との活きた繋がりが大事だ。この縁を大事にしたい。」と話しました。
関連情報：外務省 ニジェール共和国
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