2月11日(月・祝)愛知県蒲郡市「生命(いのち)の海科学館」にて、チョコレイト・サイエンスを開催しました。
こちらの科学館はエントランスを入ると、大きなインカクジラの化石に迎えられます。地球と生命の歴史をテーマに、隕石や古代生物の化石などが展示されており、海を臨む明るい館内は、小さな子どもから大人まで幅広い年代の来館者でにぎわっていました。
チョコレイト・サイエンスは、低学年児童も保護者と一緒に参加できるイベントであり、今回も親子ペアが多数参加しました。
なぜ、チョコレートと物理が関係するのか、KEKフォトンファクトリーではどんな研究をしているのかという話にも、真剣に耳を傾けていました。
実験では、単純冷却とテンパリング(温度操作)をした2種類のチョコレートを作り分けます。温度計係、混ぜる係、押さえる係など、役割を分担して、兄弟で力を合わせる姿もみられました。温度を上げすぎてしまい、再度チャレンジするグループも根気強く実験を続けていました。
出来上がった2種類のチョコレートの光沢や触感、割れ方を比較し、さらに食感や味の違いを確かめます。その違いを言葉にして、ワークシートの欄いっぱいに書き出していました。
参加者からは「少し難しい内容もありましたが、楽しみながら物理を身近に感じることができました。」「気づいていない日常生活の中にあるものを実験を通して学べるのは楽しいです。」などの感想が寄せられました。