IMSS

北大-KEK連携協力協定 第9回連携シンポジウムが開催されました

物構研トピックス
2019年3月29日

3/27、KEKつくばキャンパス4号館において、北海道大学(北大)-高エネルギー加速器研究機構(KEK)連携協力協定に基づく連携協議会および連携シンポジウムが開催されました。

午前に開催された連携協議会には、北大の西井 準治 理事・副学長や、KEKの幅 淳二 理事らが出席して、互いの現況報告のあと、主にKEK 物構研と北大、北大 触媒研究所とKEKの間の連携について 協議が行われました。

連携協議会後の集合写真

午後は、BelleⅡ実験の行われている筑波実験棟やビームタイム中のフォトンファクトリーの見学と並行して、連携シンポジウムが開催されました。 このシンポジウムは、北大とKEKが毎年交互に場所を替えて開催しており今回で9回目です。シンポジウムのプログラムは以下の通りで、物質科学に関する5件の研究発表がありました。 独創的な研究に参加者が身を乗り出して聞き入り、質疑応答の時間を待たずに質問の手が挙がるなど、活発な意見交換が行われました。 最後に、北海道大学 触媒科学研究所 朝倉 清高 教授が挨拶し、来年度は札幌で開催しましょう、と話しました。

シンポジウムのようす~北大 中島 祐 助教の発表
物構研 瀬戸 秀紀 副所長の発表
物構研 高木 秀彰 特別助教の発表
挨拶する北大 朝倉 清高 教授

プログラム
   場所:4号館2階輪講室1

司会:雨宮 健太(KEK 物構研 研究主幹)
13:30~14:00「強靭なダブルネットワークゲルの大変形構造解析、およびWPI-ICReDDの取り組み」
 北大 先端生命科学研究院 助教 中島 祐
14:00~14:30「中性子準弾性散乱による水和水のダイナミクス」
 KEK 物構研 副所長・教授 瀬戸 秀紀
14:30~15:00「脂質ナノ粒子の超高速時間分解小角散乱測定」
 北大 工学研究院 助教 真栄城 正寿

司会:朝倉 清高(北大 触媒科学研究所 教授)
15:15~15:45「ナノメートルサイズの球が配列して作る格子」
 KEK 物構研 特別助教 高木 秀彰
15:45~16:15「中性子定量イメージング法」
 北大 大学院工学院 量子理工学専攻 博士3年 石川 裕卓


関連記事

関連情報