物構研では総合研究大学院大学(総研大)高エネルギー加速器科学研究科(高エネ研究科)物質構造科学専攻(物構専攻)の大学院教育を行っていて、放射光科学分野、中性子・ミュオン科学分野、低速陽電子科学分野において十数人の博士課程の大学院生が学んでいます。
高エネ研究科では毎年3回、東京およびつくばで大学院説明会を開催しています。会場では高エネ研究科内3専攻の案内や各専攻での研究紹介等を行いますが、COVID-19対策のため、説明会を初めてオンラインで開催することになりました。事前の申込みがあった方にのみウェブ会議へのアクセス方法を伝え、開始時には参加者確認のための点呼を行います。
7月3日に開催された2020年度第2回説明会では、まず磯 暁 研究科長から研究科の紹介と入試方法の変更についての説明がありました。高エネ研究科の特色や総研大ならではの研究補助制度の紹介や、今年は例年行っている筆記試験を行わず書類選考とオンライン面接を行う、一部の専攻では事前にレポートを提出を課すという説明でした。「(ウェブ会議システムの)チャット機能を使っていつでも質問を受け付けます」と呼びかけると、参加者数名から入試方法などについての質問が寄せられ、チャット上や口頭での回答がありました。
その後、各専攻から分野の異なる研究者が2名ずつ出て紹介のための発表を行いました。物構専攻からは、放射光の野澤 俊介 准教授とミュオンの幸田 章宏 准教授がそれぞれ「放射光を使った物質科学研究」「ミュオン科学って何だろう?」と題して発表を行いました。
全体の質疑応答の時間には、入学までに身に付ける知識や技術についての質問のほか、J-PARCの見学会についての質問もありました。後者については、「集団での見学会開催は難しいのですが、総研大進学を検討している方の個別の見学は歓迎しますのでご相談ください」と回答がありました。
説明会前半のすべてのプログラムは、YouTube KEK channel 総研大説明会2020 でご覧いただけます。
説明会の後半では、ウェブ会議システムのチャンネルを4つに分け、専攻別の説明会が開催されました。物構専攻では、熊井 玲児 専攻長をはじめ構造生物学研究センターの総研大生を含むスタッフが対応し、物構専攻の特徴や各研究センター・グループの具体的な研究内容についての解説を行いました。やはりここでも、参加者・教員双方から一度見学をして直接相談をした方がいいという意見が出ていました。
総研大 博士課程 2020年10月入学及び2021年4月入学(5年一貫制・3年次編入学)のための出願期間は7/14(火)~7/20(月)です。
物構専攻への入学に関心を持たれた方は、KEK 大学院教育係(kyodo2[at]mail.kek.jp)までお問い合わせください。
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