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白い光の正体は? 多摩六都科学館で調べました

物構研トピックス
2024年2月26日

2月3日、多摩六都科学館の科学学習室で「ポケット分光器を作ろう」を開催しました。小学4年生から大人まで23人が参加しました。

多摩六都科学館は、東京都の小平市・東村山市・清瀬市・東久留米市・西東京市の5市で運営されている科学館で、西東京市にあります。KEKと相互協力に関する協定を結んでいます。

会場の様子

物構研の宇佐美 徳子 講師による光の色の説明の後、参加者はポケット分光器を工作しました。定規で厚紙に折り目を付けて山折りするところは力が必要なので難しそうでした。ホログラフィック回折格子フィルムを向きに気をつけて貼り付け、ポケット分光器を完成させると、蛍光灯、水銀灯、電球などを見て、白い光のスペクトルを確認しました。中にはホログラフィック回折格子フィルムの向きを変えられるように改造したポケット分光器を作った強者もいました。

来場者からは「白い光は本当はにじのような色でできていてびっくりした」という感想が寄せられました。

赤いセロファン越しに蛍光灯を見たらどんなスペクトルが見えるかな?

ホログラフィック回折格子フィルムの向きを変更できるように改造されたポケット分光器。その発想はいままでなかった!

改造版ポケット分光器の制作者