2026年2月1日、東京都西東京市にある多摩六都科学館において、物構研による科学イベント「光を曲げよう」を開催しました。本イベントは、光の性質を体験的に学ぶことを目的として実施されたもので、当日は18人(同伴者11人)の参加があり、子どもから大人まで幅広い世代が実験を楽しみました。
講師は中性子科学研究系の北原 銀河(きたはら・ぎんが)特別助教が務め、砂糖や蛍光液など身近な材料を用いた実験を通して、光のふるまいを観察しました。小学校の理科では「光は直進する」と学びますが、本イベントでは、条件を工夫することで光の進む経路が変化し、光が曲線を描いて曲がっているかのように見える現象を観察しました。
参加者は、砂糖水や蛍光液などを用いた実験に取り組み、水槽内に作られた密度の違いによって光の道筋がどのように見えるかをレーザーポインターで観察しました。光の通り道がはっきりと浮かび上がる様子に、参加者からは驚きの声が上がり、実験を通して光の性質を直感的に理解する機会となりました。
実験の最後には、「水と砂糖水は、水と油のように時間をおくと分離するのか」という質問が参加者から寄せられました。北原氏は、水と砂糖水は密度の違いはあるものの互いに混ざり合う性質を持つため自然に分離しないことを説明し、溶液の性質について理解を深める場面となりました。