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KEK

天野 浩 博士、フォトンファクトリーをご見学

物構研トピックス
2015年8月21日

8月18日、2014年のノーベル物理学賞を受賞された、天野浩博士(名古屋大学教授)が、第9回サマーチャレンジにて講演のためにKEKへご来訪、その後、村上洋一施設長の案内でフォトンファクトリー(PF)を見学されました。

ノーベル賞受賞の対象となった、青色発光ダイオード(LED)の優れた発光特性は窒化物半導体の開発が重要な鍵となっていました。赤﨑勇博士、天野博士の研究室で作製された窒化物半導体試料の構造研究が、名古屋大学の竹田美和博士、田渕雅夫博士のグループによりPFにて行われていたこともあり、実験ホールではBL-12Cなど、XAFS(ザフス、X線吸収微細構造)のビームラインを特に熱心にご覧になられていました。

また、天野博士は工学部出身ということもあり、実験ステーションでサンプルを交換するためのロボットや、大面積の検出器、実験毎に趣向を凝らした仕様の装置の数々を興味深くご覧になられました。PFには全国の大学や研究機関から、学生を含めた研究者が実験のために多く訪れます。天野博士は、その人数の多さにも驚かれ、「世界を照らす光 PF」とメッセージをくださいました。

fig1.jpg XAFSビームライン(BL-12C)にてサンプル交換ロボットの動く様子をご見学
fig2.jpg 結晶交換ロボット、大面積の検出器を備えたタンパク質結晶構造解析装置(BL-17A)

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