12月12日(土)、13日(日)、今夏行われたサマーチャレンジの学生らが再び集まり、放射光を用いたビーム実習が行われました。
サマーチャレンジは、大学3年生を主な対象として基礎科学を担う若手の育成を目的に行っているサマースクールで、今年の「物質・生命コース」は8月18日から26日まで実施されました。 夏期は加速器が運転停止しているため、ビームを使用しない演習を行っていますが、より実際の研究に近い体験をするため、「物質・生命コース」では加速器の運転している時期に量子ビームを用いた実習を行っています。
今年は6つの班が、つくばキャンパスのフォトンファクトリーで放射光を用いた実習を行いました。夏の実習で作成し保存しておいた試料を測定したり、組み立てた装置を持ち込んで分析するなど、実際に研究者が行うのと同じように実験します。時にはうまく行かないことも。その原因も皆で考えながら解決、実験していきます。取得したデータを解析し議論することで、さらに理解を深めていきます。
二日間の実習はあっという間に過ぎて、解散時間後も名残惜しそうに残る学生の姿が見られました。年末の足音が近づく12月、ようやくサマーチャレンジが終了しました。