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研究系技術職員インターンシップ2020初春を開催

物構研トピックス
2020年3月 2日

KEKでは、2月17日から、就職を考えている学生のみなさんに研究系技術職員の仕事を体験していただく研究系技術職員インターンシップを開催しました。 今回は、5日コース(つくば・東海)・3日コース(つくば)・3日コース(東海)の3つのコースからの選択制で、5日コースに5名、つくばの3日コースに5名、東海の3日コースには1名の参加となりました。
インターンシップ日程の前半はつくばキャンパスにおいて、後半は東海キャンパスにおいて、若手の先輩職員の話を聞いたあと各施設の見学や職場体験実習を行いました。若手先輩職員として、物構研からは 松岡 亜衣 准技師(放射光)、中村 惇平 准技師(ミュオン)が登壇しました。
今回のインターンシップでは、各キャンパスでの最終日に職場体験の発表の時間が設けられ、参加者がスライドを使った発表を行いました。

物構研が担当したつくばでの職場体験では、「放射光ビームラインの光学技術 ~デザインから建設まで~」に2名が参加しました。 参加者たちは、物構研の技術職員からビームライン設計や真空技術などの講義や技術指導を受け、フォトンファクトリーの業務を体験しました。 「技術職員の仕事を具体的に知ることができてよかった」「超高真空の技術のレベルの高さを実感した」などの感想が聞かれました。
また、東海キャンパスの見学では、物構研職員はJ-PARC MLFや実験試料を準備するためのX線発生装置などを案内しました。技術職員の働いている現場と言うことで、通常の見学では見ることができないJ-PARCメインリングのとても大きな電源の見学もありました。

インターンシップのようすを写真でご紹介します。

体験学習「放射光ビームラインの光学技術 ~デザインから建設まで~」
放射光施設についての講義
積極的に質問していました
模型によるビームライン概要および制御体験
(撮影:PF 田中宏和)
ビームラインのシミュレーション講義 →
パソコンを使って計算してみよう
測量機器を用いたビームライン装置の設置体験
(撮影:PF 田中宏和)
真空装置のフランジを締めています →
真空ポンプに繋ぎます →
ヘリウムガスを使って漏れがないかテストします
つくばキャンパスでの体験学習発表会
実習をしたグループごとに発表を行います
フォトンファクトリーで実習した2人の発表のようす
J-PARC MLFでの見学
中性子を発生させるための水銀ターゲットを見学
MLF 1階にて記念撮影