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研究系技術職員1day仕事体験を開催しました

物構研トピックス
2021年1月29日

物構研では、1月15日、2022年4月採用予定の方を対象に1日だけの研究系技術職員インターンシップ「研究系技術職員1day仕事体験」をオンライン開催しました。
KEKでは2020年の8月にもKEK全体での1day仕事体験を開催しましたが、今回は体験コースごとに日程を変えての開催です。物構研での開催を皮切りに、2月初旬までの日程で加速器研究施設や共通基盤研究施設による開催が予定されています。

募集案内:KEK求人情報 インターンシップ
研究系技術職員 1day仕事体験:2021年1・2月開催

当日は学生3名が参加し、KEKの紹介の後、東海およびつくばキャンパスの技術職員から業務内容の紹介と施設紹介(オンライン見学)がありました。
東海キャンパスでは、ミュオン科学研究系の中村 惇平 技師が自らのライフイベントを例に挙げながらKEKの技術職員の生活を紹介しました。その後、3名の技術職員がヘルメットを被り部屋を出て、J-PARC 物質・生命科学実験施設(MLF)の実験ホールを見学するようすをオンラインで再現しました。

東海キャンパス J-PARC MLFでの見学
J-PARC MLF実験ホールのゲートにて
J-PARC MLF実験ホールにて
MLFで働く3名の技術職員(左から 中村 惇平 技師、山内 沙羅 技術員、湯浅 貴裕 技術員)

つくばキャンパスからは、松岡 亜衣 准技師が、放射光とフォトンファクトリー(PF)ビームラインについて概要の説明を行いました。その後、PF実験ホール内から、田中 宏和 技師がビームラインの設計について解説しました。この間、PFおよびMLF実験ホールの可動カメラは実験ホール内で行われている作業のようすなどを中継していました。 続いて、フォトンファクトリーの放射線安全機構をテーマにしたオンライン見学が行われ、スライドによる説明と現場からの中継を画面を切り替えながら連動させて説明しました。日常業務で培ったチームワークのよさが活きた生中継となりました。

その後設けられた座談会の時間には、仕事の内容や採用試験などについての質問に、職員が自らの体験を交えて親身に答えていました。 参加者からは「現場のようすが分かってよかった」「勉強になった」という声が聞かれました。

フォトンファクトリーについての説明と実験ホールの見学
松岡 亜衣 准技師によるスライド説明
田中 宏和 技師によるビームライン設計の説明
現場での撮影のようす
当日は近くのビームラインで作業が行われていました。
石井 晴乃 技術員によるスライド説明に続いて…
小菅 隆 先任技師がビームシャッターを示します
実験ハッチのドアの掲示板を確認
再びスライドでの説明に戻ります
現場で真空ゲージを指さしています
ビームライン制御用のパネルを開けて見せています

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